パートナーシップ

夫婦喧嘩が
多いとき

関口美奈子

こんにちは。関口美奈子です。
「最近、些細なことで夫婦喧嘩ばかり」「同じことで、何度もぶつかってしまう」。そんなお悩みは、とても多いんです。
でも、喧嘩が多いからといって、仲が悪いとはかぎりません。多くの場合、原因はつい「相手に勝とう」としてしまうこと。今日は、夫婦喧嘩を減らし、こじらせずに仲直りする方法をお話しします。

喧嘩が増えるのは「勝とうとする」から

まず、夫婦喧嘩がヒートアップする、いちばんの原因をお伝えします。それは、お互いが「自分が正しい」と証明し、相手を言い負かそうとすることです。

「だってあなたが」「いつもそうじゃない」。こうして勝ち負けの戦いになると、話し合いは、どんどんこじれていきます。でも、考えてみてください。夫婦喧嘩で、どちらかが「勝った」ところで、得るものはあるでしょうか。負けたほうには不満が残り、関係には傷が残るだけ。夫婦喧嘩は、勝った瞬間に、二人とも負けているんですね。

喧嘩は「悪いこと」ではない

ここで、少し見方を変えてみましょう。じつは、夫婦喧嘩そのものは、悪いことではありません。

喧嘩ができるのは、それだけお互いに本音をぶつけ合える関係だ、ということ。完全に無関心になった夫婦は、喧嘩すらしなくなります。大事なのは、喧嘩をなくすことではなく、喧嘩を「勝ち負け」でなく「対話」に変えること。ぶつかったエネルギーを、相手を倒すためではなく、理解し合うために使えれば、喧嘩は二人の絆を深めるきっかけにもなるんですね。

こじらせない、3つのコツ

では、喧嘩をこじらせないための、三つのコツをお伝えします。

1.「あなた」でなく「私」を主語にする。「あなたが悪い」ではなく「私は悲しかった」。同じ気持ちでも、相手の受け取り方がまるで変わります。
2.ヒートアップしたら、一度離れる。感情のピークは長く続きません。「少し時間をおこう」と、いったんクールダウンを。
3.過去を蒸し返さない。「あのときも」と昔の話を持ち出すと、収拾がつかなくなります。今の一件だけに絞る。
怒りの下にある本当の気持ちに目を向けることも大切です(「怒り・イライラをコントロールする方法」もあわせてどうぞ)。

先に謝れる人が、いちばん強い

そして、仲直りのいちばんのコツ。それは、勝ち負けをうやむやにしてでも、先に歩み寄ることです。

「言い過ぎてごめんね」。この一言を、先に言えるかどうか。先に謝るのは、負けではありません。むしろ、勝ち負けより、二人の関係を大切にできる、強さと余裕の証です。意地を張って冷戦を続けるより、さっと歩み寄れる人のほうが、ずっと夫婦円満を保てます。先に与え、先に折れられる「持てる人」の余裕が、こじれた空気を、すっとほぐしてくれるんですね。

まとめ:目的は「勝つ」ことではない

夫婦喧嘩で大切なのは、相手を負かすことではありません。二人が、より分かり合い、心地よく暮らすこと。それがゴールです。

その目的を忘れなければ、喧嘩は、勝負ではなく、お互いを知るための対話に変わります。「勝とうとしない」「先に歩み寄る」。このふたつを心に置くだけで、夫婦喧嘩は、ぐっとこじれにくくなりますよ。
同じことで何度もぶつかってしまうなら、一度、二人の関係を落ち着いて見直す機会を持つのもおすすめです。お悩みが深いときは、気軽にご相談くださいね。

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よくある質問

夫婦喧嘩が多いのは仲が悪いからですか?
必ずしもそうではありません。喧嘩が増えるのは、お互いに「相手に勝とう」「自分が正しい」と主張し合ってしまうからです。本気で向き合っている証拠でもあり、伝え方を変えれば建設的な対話に変えられます。
夫婦喧嘩をこじらせないコツは?
勝ち負けにしないことです。相手を言い負かすのをやめ、「あなたが悪い」ではなく「私はこう感じた」と自分を主語にして伝えること、ヒートアップしたら一度時間をおくことが効果的です。
夫婦喧嘩のあと、うまく仲直りするには?
どちらが正しいかをうやむやにしてでも、先に「言い過ぎてごめんね」と歩み寄ることです。勝つことより、関係を続けることを優先する。素直に謝れる人が、結局いちばん夫婦円満を保てます。

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