こんにちは。関口美奈子です。
送ったLINEに、なかなか既読がつかない。返ってきても、そっけない。そのたびにスマホが気になって、何も手につかない——。
結論からお伝えすると、返信の速さと、相手の好意は、必ずしも一致しません。そして、あなたを苦しめているのは相手の返信そのものではなく、「待っているあいだの心の状態」のほうかもしれません。今日は、その向き合い方をお話しします。
「返信が遅い=脈なし」ではない
まず、いちばん大事なことから。返信が遅いことを、すぐに「嫌われた」「脈なし」と結びつけないでください。
LINEとの付き合い方は、本当に人それぞれです。仕事中はまったく見ない人、まとめて返す人、長文を考え込んでしまう人。返信の速さは「性格」や「生活リズム」の問題であることがほとんどで、あなたへの気持ちのバロメーターとは限りません。速さではなく、返ってきた内容を見るほうが、ずっと正確です。
見るべきは「速さ」より「中身」
では、何を見ればいいのか。会話を続けようとしているか、です。
たとえ返信が遅くても、あなたへの質問が添えられていたり、自分のことを話してくれたりするなら、関係を続けたい気持ちの表れです。逆に、毎回スタンプ一つで会話を終わらせようとするなら、少し慎重に見たほうがいい。遅いけれど中身のある返信は、速いけれど素っ気ない返信より、ずっと脈があるんですね。
「追いLINE」が逆効果になる理由
返事が来ないと、つい「どうしたのかな?」と追加で送りたくなります。でも、これはおすすめしません。
不安から送る追いLINEは、相手に「重い」「監視されている」という印象を与えやすいからです。心理学でも、人は手に入りにくいものに価値を感じ、追われると引く傾向があります。返事を急かすほど、相手の気持ちは遠ざかってしまう。送りたくなったら、まずスマホを置く。それだけで、関係はずっと健やかに保てます。
不安の正体は、相手ではなく「自分」
少し厳しく聞こえるかもしれませんが、いちばん大切なところです。
返信が遅いだけで一日中ソワソワしてしまうとき、その不安の正体は、相手ではありません。自分の機嫌を、相手の通知に預けてしまっている状態です。相手の指先一つで、自分の幸せが上下してしまう。これは、とてもしんどい生き方です。
本当に必要なのは、相手を変えることでも、駆け引きを覚えることでもなく、「返信が遅くても揺らがない自分」を育てること。自分の時間が充実している人は、返信の速さに振り回されません。
駆け引きより、余裕のある人になる
「何時間あけて返すべき?」といった駆け引きのテクニックも、世の中にはたくさんあります。でも、私はあまりおすすめしません。
小手先の駆け引きは、いずれ疲れますし、相手にも伝わります。それより、自分の生活を楽しみ、心に余裕を持つこと。仕事や趣味、友人との時間を大切にしていれば、LINEは「人生の一部」に収まります。余裕のある人——自分の機嫌を自分で取れる「持てる人」は、自然と魅力的に映り、相手のほうから連絡したくなるものです。
返信の速さに一喜一憂する自分を、責めなくて大丈夫。ただ、スマホの中ではなく、目の前の自分の毎日に、少しだけ意識を戻してみてくださいね。
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