こんにちは。関口美奈子です。
「出産してから、夫を受け入れる気持ちになれない」「自然消滅のように、夫婦の営みがなくなってしまった」。産後の女性から、こうしたお悩みを、本当によくうかがいます。そして多くの方が、「私がおかしいのでは」「夫に申し訳ない」と、一人で責任を感じてしまうんですね。
まず、はっきりお伝えします。産後のセックスレスは、ごく自然なこと。あなたのせいではありません。今日は、その原因と、夫婦で乗り越える考え方をお話しします。
産後にレスになるのは、当たり前のこと
産後のセックスレスは、特別なことでも、珍しいことでもありません。むしろ、多くの夫婦が通る、自然な時期です。
出産は、女性の体にとって、とても大きな出来事です。体は回復の途中にあり、ホルモンのバランスも大きく揺れています。さらに、慣れない生活で、心も体も休まらない。そんな状態で、性に向かう余裕がなくなるのは、当然のことなんです。あなたが冷たくなったわけでも、夫を嫌いになったわけでもありません。体と心が、今は休息を必要としている。ただ、それだけのことなんですね。
原因は「気持ち」より「余裕のなさ」
産後のレスの原因は、愛情の問題というより、心と体の「余裕のなさ」にあることがほとんどです。
・体の回復が、まだ途中。
・ホルモンの変化で、気分や体調が揺れやすい。
・睡眠不足と、絶え間ない疲れ。
・生活が一変し、自分の時間がない。
これだけ重なれば、性に気持ちが向かないのは、無理もないこと。大切なのは、こうした原因を「自分の欠陥」ではなく、「今は、そういう時期」と捉えること。時期的なものだと分かるだけで、不要な自己否定から、解放されます。
すれ違いを防ぐ、パートナーとの向き合い方
産後のレスで、いちばん避けたいのは、これをきっかけに夫婦の心まで離れてしまうことです。妻は「分かってくれない」と傷つき、夫は「拒まれた」と感じる。この小さなすれ違いが、積もると厄介です。
だからこそ、性そのものは急がず、心の距離を保つことを優先しましょう。
1.責め合わない。求める側も、応えられない側も、お互いを責めない。
2.言葉とねぎらいを。「ありがとう」「無理しないで」のひとことが、心をつなぎます。
3.スキンシップから。手をつなぐ、ハグする。性を目的にしない、安心のふれあいを。
性がなくても、心が通っていれば、夫婦は大丈夫。セックスレス全般にも言えることですが、まず取り戻すべきは、性ではなく、安心なんです。
まとめ:今は、二人で乗り越える時期
産後のセックスレスは、あなたが悪いわけでも、夫婦が壊れたわけでもありません。体と心が回復し、生活が落ち着くにつれて、少しずつ変わっていくもの。焦らなくて、大丈夫です。
大切なのは、一人で抱えて自分を責めないこと。そして、これを「妻の問題」ではなく、「二人の問題」として、パートナーと一緒に乗り越えること。お互いをねぎらい、心の距離を保てる夫婦は、この時期を越えて、より深い絆で結ばれていきます。
夫婦の気持ちのすれ違いに悩んだら、よければ一度ご相談くださいね。デリケートなお話も、大切にうかがいます。