嫉妬・やきもちが
止まらないときの対処法

関口美奈子

こんにちは。関口美奈子です。
相手の言動が気になって仕方ない。スマホを見たくなる。他の異性の影に、胸がざわつく——。嫉妬やきもちで苦しい、というご相談はとても多いんです。
そんな方に、まずお伝えしたいことがあります。嫉妬は、相手を愛している証拠ではありません。その正体は、「自分への不安」。相手ではなく、自分の心の問題なんですね。ここに気づけると、対処の道が見えてきます。

嫉妬の正体は「愛」ではなく「不安」

「こんなに嫉妬するのは、本気で好きだから」。そう思いたくなりますよね。でも、よく見てみてください。

嫉妬の奥にあるのは、たいてい「自分は愛され続けるだろうか」「捨てられるのではないか」という不安です。相手を信じられないのではなく、「自分には相手をつなぎ留める価値がない」と、心のどこかで思っている。だから、ささいなことで「やっぱり」と不安が暴れ出すんです。嫉妬とは、相手への愛というより、自分への自信のなさが映し出された影なんですね。

嫉妬は、関係を内側から壊してしまう

そして、ここが怖いところです。嫉妬を野放しにすると、守りたいはずの関係を、自分の手で壊してしまいます。

不安に駆られて相手を問い詰める。連絡を細かく確認する。行動を制限する。こうした束縛は、相手にとって少しずつ重荷になり、「信じてもらえていない」という寂しさを生みます。皮肉なことに、嫌われたくない一心の行動が、いちばん相手の心を遠ざける。以前お話しした「自己肯定感」の問題が、ここでも顔を出すんですね。

嫉妬を、こうしてやわらげる

では、どうすればいいのでしょう。嫉妬をゼロにする必要はありません。大事なのは、振り回されないこと。三つ、お伝えします。

ひとつめ、嫉妬する自分を責めない。「またやってしまった」と自分を叩くと、不安はもっと膨らみます。「ああ、いま不安なんだな」と、ただ気づいてあげる。
ふたつめ、不安の根っこを見つめる。何がそんなに怖いのか。過去の傷か、自信のなさか。正体が分かると、感情は驚くほど静まります。
みっつめ、自分で自分を満たす。相手以外にも、自分を支える世界(仕事・友人・趣味)を持つ。心の拠りどころが相手一人だと、嫉妬は際限なく膨らんでしまいます。

信頼は、もらうものではなく「育てる」もの

最後に。
嫉妬を伝えること自体は、悪いことではありません。ただし、伝え方です。「あなたのせいで」と責めるのではなく、「私は不安になったの」と、自分を主語にして伝える。これだけで、相手の受け取り方はまるで変わります。

そして覚えておいてほしいのは、信頼は、相手から一方的にもらうものではなく、二人で育てていくものだということ。自分を満たし、不安に飲まれず、先に相手を信じてみる——そんな「持てる人」の余裕が、結果として、嫉妬のいらない安心な関係をつくっていきます。
嫉妬で苦しいのは、あなたが本気で大切に思っている証でもあります。その気持ちを、相手を縛る鎖にせず、自分を見つめ直すきっかけに変えていけたら、いいですよね。

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