こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所エースブライダルを運営しています。
プロフィールの趣味欄で、手が止まる。「特に趣味がない」「休日は寝てるだけ」——そう正直に書くわけにもいかず、かといって嘘も書けず、カーソルだけが点滅して、空欄のまま何日も過ぎていく。「趣味がない自分は、婚活で不利なんじゃないか」。そんな不安の相談を、私はほんとうにたくさん受けてきました。
お伝えします。趣味欄が書けないのは、あなたに趣味がないからではありません。趣味欄を「自慢欄」だと誤解しているだけ。趣味欄は、自分をすごい人に見せる場所ではなく、相手が話しかけるための「会話の入口」をつくる場所です。立派である必要は、まったくない。今日は、趣味がないと思っている人でもちゃんと書ける、その具体的な方法を、例文つきでお話しします。
趣味欄は「自慢欄」ではなく「会話の入口」
多くの人が、趣味欄を「立派な趣味で自分を飾る場所」だと思っています。だから、旅行、読書、映画——ありきたりな言葉を並べて、なんとか体裁を整えようとする。でも、それでは相手の心は動きません。「旅行が趣味」と書かれても、相手は何も話しかけられないからです。
趣味欄の本当の役割は、自慢ではありません。相手が「あ、これ聞いてみたい」と思える、会話の入口をつくることです。立派である必要はまったくない。むしろ、ちょっとした日常のほうが、話は弾みます。プロフィール全体をどう設計するか迷う方は、婚活プロフィールの書き方もあわせて読んでみてください。
考えてみてください。「趣味は海外旅行、年に数回は行きます」と書かれたプロフィールを見て、あなたはどう感じるでしょう。すごいな、とは思っても、どこか遠い人に見えて、話しかけづらくないでしょうか。立派すぎる趣味は、尊敬は生んでも、親しみは生まないのです。婚活で必要なのは、尊敬される自分ではなく、「この人となら気楽に話せそう」と思ってもらえる自分。だからこそ、趣味欄は肩の力を抜いて、あなたの素の温度が伝わる場所にしていい。ハードルは、あなたが思うよりずっと低いのです。
趣味の捏造は、必ずどこかで破綻する
ここで、いちばんやってはいけないことを言います。趣味の捏造です。プロフィールを埋めたい一心で、やってもいない趣味を書いてしまう。「登山が好き」「ワインに詳しい」——でも、これは後で必ず、あなたの首を絞めます。
なぜなら、相手はその趣味を入口に話しかけてくるからです。「どの山に登りました?」「好きな銘柄は?」——答えられず、しどろもどろになる。せっかくの会話が、ボロを隠すための防戦になってしまう。盛った趣味は、初対面の会話で必ず試される。そして、嘘がばれた瞬間、失われるのは会話ではなく「信頼」です。プロフィールに書いていいのは、あなたが本当に、少しでも心を動かされたことだけ。それで十分に足ります。お見合いの会話で困らないためにも、お見合いの会話術と矛盾しない、正直なプロフィールにしておきましょう。
それに、盛った趣味は、たとえバレなくても、あなた自身を疲れさせます。「登山が好き」と書いた手前、誘われたら断れず、興味のない山に登り、好きなふりを続けることになる。嘘のプロフィールは、嘘のあなたに惹かれた人を連れてくるのです。それでは、結婚まで進んでも苦しいだけ。等身大のあなたを書けば、等身大のあなたを好きになってくれる人が来る。遠回りに見えて、正直さは、いちばんの近道なのです。
必要なのは「日常の解像度」を上げること
では、立派な趣味がない人は、何を書けばいいのか。答えは「日常の解像度」を上げること。私はこう呼んでいます。特別な体験ではなく、ありふれた日常を、細かく、具体的に描写する。それだけで、趣味欄は生き返ります。
たとえば「休日は寝てるだけ」も、解像度を上げればこうなります。「休日の朝、近所のパン屋さんで買うクロワッサンが、ささやかな幸せです」。これは立派な趣味ではありません。ただの日常です。でも、読んだ相手は「どこのパン屋さん?」「私もパン好きです」と、いくらでも話しかけられる。解像度の高い日常は、どんな趣味より強い会話の入口になります。ポイントは、抽象的な名詞(旅行・読書)ではなく、具体的な場面(先週行ったあの店、最近ハマっている飲み物)で書くことです。
そのまま使える、解像度アップの例文
具体的に、書き換えの例を挙げます。左が「よくある空欄まがい」、右が「日常の解像度を上げた形」です。
「特に趣味はありません」→「大きな趣味はないのですが、平日の夜にコンビニの新作スイーツを探すのが、地味な楽しみです」。
「映画が好き」→「金曜の夜に、ビール片手に古い邦画を観るのが、一週間のごほうびです」。
「休日は家にいます」→「休日はよく近所を散歩します。この前、路地裏に小さな喫茶店を見つけて嬉しくなりました」。
気づきましたか。やっていることは同じでも、解像度を上げるだけで、人柄と会話の入口が一気に立ち上がる。趣味がないのではなく、日常を言葉にしていなかっただけなのです。自分の日常を魅力的に言語化する力は、プロフィールだけでなく自分磨き全体にも効いてきます。
コツをもう一つ。書くときは、「相手が続きを聞きたくなる余白」を、あえて残すことです。すべてを説明しきらず、「路地裏に小さな喫茶店を見つけて嬉しくなった」で止める。すると相手は「どこの喫茶店ですか」と尋ねたくなる。全部書くと会話は終わり、少し残すと会話が始まる。趣味欄は、あなたの情報を伝える場所ではなく、相手に質問の余地を渡す場所——そう考えると、何を書き、何を残すかの基準が、すっと定まってきます。
まとめ:趣味がないのではなく、日常を描いていないだけ
趣味がない人の婚活プロフィールは、立派な趣味を探す必要も、捏造する必要もありません。大切なのは三つ。趣味欄を会話の入口と捉えること。嘘は必ず破綻するので書かないこと。そして、ありふれた日常の解像度を上げて、具体的な場面で描くこと。これだけで、空欄だった趣味欄は、人柄のにじむ入口に変わります。
持てる人は、特別な人生を送っているわけではありません。ありふれた日常を、味わい、言葉にする解像度を持っているだけ。その目を持てば、あなたの毎日にも、書けることは驚くほどたくさんあります。そしてこの「日常を味わう目」は、プロフィールを埋めるためだけのものではありません。何気ない一日から小さな喜びを拾える人は、一緒にいて心地よい。解像度の高い人生は、それ自体が、誰かに選ばれる魅力になるのです。趣味欄を書くことは、実は、自分の毎日を見つめ直す小さな練習でもあります。とはいえ、自分の日常のどこが魅力なのかは、案外自分では見えないもの。私たちエースブライダルでは、仲人があなたの日常から光る部分を一緒に見つけ、伝わるプロフィールに仕上げるお手伝いをしています。「何を書けばいいか分からない」という方こそ、よければ一度、無料相談でお話を聞かせてくださいね。
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