会話が続かないのは
なぜ?

関口美奈子

こんにちは。関口美奈子です。
「デートで会話が続かない」「沈黙が怖くて、何か話さなきゃと焦ってしまう」。婚活中の方から、本当によくいただく悩みです。
でも、安心してください。会話が続かないのは、あなたの話題が乏しいからでも、つまらない人間だからでもありません。原因は、たいてい「沈黙を埋めなきゃ」と焦る気持ちのほうにあります。のべ3万人を見てきた経験から、沈黙が怖くなくなる5つの考え方をお伝えしますね。

1.「話す」より「聞く」と考える

会話上手とは、面白い話ができる人のことだと思っていませんか。実は逆です。
人は、自分の話を気持ちよく聞いてもらえたとき、いちばん満たされます。だから、あなたが頑張って話そうとしなくていいんです。主役は相手。あなたの役割は、相手が話したくなる空気をつくること。「聞き役に回る」と決めるだけで、肩の力がふっと抜けますよ。

2.質問は「広げる」のではなく「深める」

話を続けようとして、次々に話題を変えていませんか。「ご趣味は?」「お仕事は?」と。これだと、面接のようになってしまいます。
大切なのは、話題を広げることより、ひとつの話を深めること。相手が「映画が好き」と言ったら、別の話題に移らず、「どんなところが好きなんですか?」ともう一歩ふみこむ。深掘りされると、人は「興味を持ってもらえた」とうれしくなるものです。

3.沈黙は「失敗」ではなく「余白」

ここがいちばん大事なところです。
沈黙を、会話の失敗だと思わないでください。気心の知れた相手となら、黙っていても心地よい時間がありますよね。沈黙は、二人の関係がくつろいできた証でもあるんです。
焦って埋めようとすると、その焦りが相手にも伝わって、かえって気まずくなります。沈黙が訪れたら、あわてず、ゆっくり飲み物に口をつけて、にっこり微笑むくらいでちょうどいいんですよ。

4.「正しい返し」より「素直な反応」

気の利いたことを言わなきゃ、と身構えていませんか。
うまい返しは要りません。相手の話に、素直に心を動かすことのほうが、ずっと大切です。「へえ!」「それは大変でしたね」「いいなあ」——飾らない反応こそ、相手に「ちゃんと聞いてくれている」と伝わります。完璧な聞き手より、心の動く聞き手でいてくださいね。

5.会話の目的は「勝つ」ことではない

最後に、いちばん根っこの話を。
会話は、自分を立派に見せる場でも、相手をうならせる勝負でもありません。目の前の人と、心を通わせるための時間です。
「よく思われたい」と思うと緊張しますが、「この人のことを知りたい」と思うと、自然と質問も反応も出てきます。先に相手へ関心を向け、心を開く——そんな「持てる人」のまなざしでいれば、会話は“続けるもの”ではなく、“自然と続いていくもの”に変わっていきます。

会話は、技術として学べます

会話が続かないのは、あなたの性格の欠点ではありません。ほんの少し、考え方の角度を変えるだけ。
そしてこれは、生まれつきの才能ではなく、学んで身につけられる技術です。今日お伝えした5つを、次にお話しする場面で、ひとつだけでも意識してみてください。きっと、いつもより呼吸がラクになるはずですよ。

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