こんにちは。関口美奈子です。
「やったほうがいいのは分かっているのに、なかなか動けない」「いつも先延ばしにして、自分を責めてしまう」。そんなお悩み、よく分かります。
でも、まず知ってほしいことがあります。行動できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。原因は、「完璧にやろう」とする気持ちと、失敗への恐れ。そこにブレーキの正体があるんです。今日は、そのブレーキの外し方をお話しします。
行動できないのは「怠け」ではない
まず、自分を責めるのをやめましょう。先延ばしは、なまけ心の問題ではありません。多くの場合、その裏には、「ちゃんとやらなきゃ」という真面目さが隠れています。
完璧にやろうとするほど、準備が大ごとに思えて、最初の一歩が重くなる。失敗したらどうしようと考えるほど、動くのが怖くなる。つまり、行動できないのは、いいかげんだからではなく、むしろ真剣に考えすぎているからなんですね。ここに気づくと、対処の方向が見えてきます。
ブレーキを外す、3つの思考法
では、どうすれば動けるようになるのか。三つの考え方をお伝えします。
ひとつめ、ハードルを、思いきり下げる。「全部やる」ではなく「5分だけ」「ひとつだけ」。バカバカしいほど小さくすると、脳は「それなら」と動き出します。
ふたつめ、「完璧」ではなく「完了」を目指す。60点でいいから、まず終わらせる。完璧な未完成より、不完全な完成のほうが、ずっと前に進みます。
みっつめ、やる気を、待たない。じつは、やる気は動き出す“前”ではなく“後”からついてきます。机に向かう、一行書く——先に体を動かせば、あとからやる気が追いついてくるんです。
「行動」が「自信」を生む(順番が逆)
ここで、大切な逆転の発想をお伝えします。多くの人は、「自信がついたら行動しよう」と考えます。でも、これが落とし穴です。
順番は、逆なんです。自信があるから行動できるのではなく、小さく行動するから、自信がついてくる。一歩動いて「できた」を積むことでしか、自信は育ちません。だから、自信が出るのを待っていては、いつまでも動けない。先に動いた人だけが、自信も結果も手にしていくんですね。「自信のつけ方」のコラムでお話ししたことと、ここでつながります。
小さな一歩が、すべてを変える
最後に。
大きな成功も、立派な人生も、すべてはたった一つの小さな一歩から始まっています。
私自身、もともとは人前に出るのも怖く、何をするにも尻込みするタイプでした。それでも、完璧を目指すのをやめ、できる範囲の小さな一歩を、ただ積み重ねてきた。その先に、いまの仕事や人とのご縁があります。
動けない自分を責める必要は、まったくありません。今日、ほんの5分でいい。ハードルを下げて、一歩だけ踏み出してみてください。その一歩が、あなたの「できる」を増やし、やがて大きな自信と変化につながっていきます。先に動き、先に与えられる「持てる人」へ。始まりは、いつも小さくていいんですよ。