こんにちは。関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
パートナーのスマホやパソコンで、ふとアダルトな動画の履歴を見つけてしまった。あるいは、見ている場面に出くわしてしまった。「私がいるのに、どうして」「愛されていないのかな」——胸がざわつき、眠れなくなる方は、少なくありません。今日は、このもやもやの正体と、責めずに向き合う考え方を、お話しします。
まず、それは「あなたへの否定」ではない
いちばんお伝えしたいのは、パートナーがそうした動画を見ることと、あなたへの愛情とは、別ものだということです。多くの場合、それは恋愛感情とは切り離された、習慣やストレス解消に近いものです。
「私では足りないんだ」と、自分の価値の問題に結びつけてしまうと、苦しさは何倍にもふくらみます。でも、それは多くの場合、思い込み。まずは、「これは私の否定ではない」と、いったん切り離してみてください。それだけで、呼吸が少し楽になります。
もやもやの正体を、ていねいに見る
とはいえ、「気にしなくていい」で割り切れたら、苦労はありませんよね。大切なのは、自分が何に傷ついているのかを、具体的に知ることです。
隠されていたことが悲しいのか。自分が求められていないと感じたのか。動画の内容が、自分への扱いと違いすぎて怖いのか。——「ショック」とひとことで言っても、中身は人それぞれです。正体がわかると、相手に伝えるべきことも、はっきりしてきます。漠然とした不安のままぶつけると、ただの責め合いになってしまいます。
責めずに、気持ちを「主語=私」で伝える
話し合うときのコツは、「あなたは最低」ではなく「私はこう感じた」と、自分を主語にすることです。「見るなんて信じられない」と相手を断罪すると、相手は身構え、本音は出てきません。
「あなたを責めたいわけじゃないの。ただ、見つけたとき、すごく寂しかった。私たちのことは、ちゃんと大事にされているのかな、って不安になった」。——こう伝えれば、相手も防御をゆるめ、対話になります。ポルノそのものより、「隠す/隠さない」「私の気持ちを聞いてくれるか」のほうが、関係には大きいのです。
「ゼロにする」より「ルールを二人でつくる」
完全にやめさせることをゴールにすると、たいてい関係はぎくしゃくします。現実的なのは、二人が納得できる線引きを、一緒に決めることです。
目に触れる場所では見ない。お金を使わない。相手や家族が不快にならない範囲にとどめる。——夫婦によって、心地よいラインは違います。大事なのは、どちらかが我慢して飲み込むのではなく、お互いの気持ちを出し合って、合意点を見つけること。その対話のプロセスそのものが、二人の信頼を深めます。
本当の問題は、別のところにあることも
最後に。アダルト動画が気になって仕方ないとき、実はその奥に、「最近、ふれあいが減っている」「気持ちのすれ違いが続いている」といった、もっと大きな不満が隠れていることがあります。
動画は、きっかけにすぎないのかもしれません。だとしたら、本当に向き合うべきは、二人の距離そのものです。性のことは、誰にも相談しづらく、一人で抱え込みがち。けれど、言葉にして分かち合えた夫婦ほど、その後の絆は強くなります。
まとめ:きっかけを、対話のチャンスに
パートナーのアダルト動画は、あなたへの否定ではありません。もやもやの正体をていねいに見て、自分を主語に気持ちを伝え、ゼロを目指すより二人でルールをつくる。そして、その奥にある本当の願いに、目を向ける。
ショックな出来事を、関係を深める対話のきっかけに変えられたら、それはむしろ前進です。性のことを話せる二人は、強い。もし、二人だけでは話がこじれてしまうとき、第三者に間に入ってもらうのも、ひとつの方法です。私たちエースブライダルでも、パートナーシップのご相談を承っています。一人で抱えず、よければ気持ちを聞かせてくださいね。
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