性の悩みを誰にも
相談できないとき

関口美奈子

こんにちは。関口美奈子です。
性に関する悩みは、ほかのどんな悩みより、相談しにくいものです。「こんなこと、誰にも言えない」「恥ずかしくて、病院にも行けない」。そうして、たった一人で、長く抱え込んでしまう方が、本当にたくさんいます。
今日は、まずあなたにお伝えしたいことがあります。あなたの悩みは、決しておかしなことではありません。そして、一人で抱え込まなくていいんです。その理由と、心が少し軽くなる考え方をお話しします。

相談できないのは、あなたが弱いからではない

性の悩みを相談できないのは、あなたの心が弱いからでも、特別だからでもありません。性そのものが、社会の中で長くタブーとされてきたからです。

「人前で口にするものではない」「恥ずかしいこと」。そう刷り込まれて育てば、いざ悩んだときに、どう言葉にしていいか分からないのは当たり前です。実際には、性に悩む人は、あなたが思うよりずっとたくさんいます。みんな、言えずにいるだけ。相談できないこと自体が、ごく自然なことなんですね。

「罪悪感」の正体を、知っておく

性のことで悩むと、なぜか「罪悪感」がついてきます。こんなことで悩む自分はおかしい、いやらしい、と自分を責めてしまう。でも、その罪悪感の正体を、知っておいてほしいんです。

性に関心を持つことも、悩むことも、人として、ごく自然なこと。なんら恥じることではありません。罪悪感の多くは、あなた自身の問題ではなく、「性=いけないもの」と教えられてきた、古い価値観の名残です。だから、まず「自分は悪くない」と、自分を責めるのをやめましょう。それだけで、心の重さは、ずいぶん変わります。これは、自分を尊重することの、第一歩でもあります。

抱え込むほど、悩みは大きくなる

悩みというのは不思議なもので、一人で抱え込むほど、頭の中で膨らんで、実際以上に大きく、深刻に感じられるものです。

誰にも言えないまま、夜になると同じことばかり考えてしまう。これは、性の悩みにかぎらず、孤独が抱える悩みすべてに共通します。だからこそ、大切なのは、誰か一人でいいから、言葉にしてみること。声に出すだけで、頭の中でこんがらがっていたものが整理され、「なんだ、そんなに大ごとじゃなかった」と気づくことも、少なくないんですね。

「安心して話せる相手」を、選んでいい

では、誰に話せばいいのでしょう。ここは、慎重に選んで大丈夫です。あなたが安心して話せる、信頼できる相手を選んでください。

気心の知れたパートナーや友人。あるいは、守秘義務のある専門のカウンセラー。体の不調が気になるなら、医療機関も心強い選択肢です。今は、匿名で相談できる窓口もあります。大事なのは、あなたを否定せず、安心して話せる相手かどうか。茶化したり、責めたりする相手に、無理に話す必要はありません。話す相手を選ぶことも、自分を大切にすることの一つです。

まとめ:あなたは、一人ではない

性の悩みは、相談しにくい。でも、相談できないのは、あなたのせいではありません。そして、あなたは、決して一人ではないんです。同じように悩み、乗り越えてきた人が、たくさんいます。

まずは、自分を責めるのをやめること。罪悪感は、古い価値観の名残だと知ること。そして、勇気を出して、信頼できる誰かに、言葉にしてみること。それだけで、心はずっと軽くなります。
私自身、これまでのべ3万人を超える方々の、人には言えない悩みに向き合ってきました。性や恋愛、パートナーシップのことで一人で抱えているなら、よければ一度、ご相談くださいね。あなたの悩みを、否定したりはしません。

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