こんにちは。関口美奈子です。
「自分の陰口を、言われていると知ってしまった」。これほど、心が傷つくことは、なかなかありません。見えないところで、自分が悪く言われている。そう思うと、その場にいるのも、つらくなりますよね。眠れないほど、悩んでしまう方も、いるでしょう。
今日は、そんなつらさを抱えるあなたへ。陰口を言う人の心理と、必要以上に傷つかず、心を守るための考え方を、お話しします。あなたの心は、守られるべきものです。
陰口は、言う人の「弱さ」の表れ
まず、知っておいてほしいこと。陰口は、たいてい、言う人自身の「満たされなさ」や「弱さ」の表れです。あなたに、問題があるからとは、限りません。
陰口を言う人の心理には、こんなものがあります。自分に自信がなく、誰かを下げることで安心したい。ストレスや不満を、発散したい。陰口で、仲間内の結束を、確かめたい。——どれも、その人自身の、心の問題です。本当に満たされ、自分に自信がある人は、わざわざ陰で、人を悪く言ったりしません。だから、陰口を言われたからといって、あなたの価値が、下がるわけではないんです。
「同じ土俵」に、立たない
では、陰口を言われたとき、どう対処すればいいか。いちばん大切なのは、相手と「同じ土俵」に、立たないことです。
悔しさのあまり、陰口に陰口で、やり返したくなる気持ちは、よく分かります。でも、それをすると、あなたも、同じ「陰口を言う人」になってしまう。そして、消耗するだけで、何も解決しません。相手の土俵に、乗らない。マウントを取る人への対処と同じで、反応という"エサ"を、与えないのが、いちばん効きます。堂々と、いつも通りにしている。それが、陰口を言う人を、いちばん拍子抜けさせるんです。
「あの人の問題」と、切り離す
とはいえ、「気にするな」と言われても、気になるのが、人の心です。だからこそ、心の中で、「これは、あの人の問題」と、意識して切り離すことが、大切です。
陰口は、言う人の心の中から、出てきたもの。その人の、不満や、不安や、弱さが、形になったものです。あなたが、それを、まるごと受け止めて、傷つく必要は、ありません。「ああ、あの人は今、何か満たされていないんだな」と、一歩引いて眺める。「課題の分離」の考え方で、相手の課題と、自分の心を、分けて考える。それだけで、心の痛みは、少し和らぎます。
「全員に好かれる」は、ありえない
そして、根っこの考え方を。陰口に深く傷つく人は、心のどこかで、「みんなに、好かれていたい」と願っています。でも、ここで、思い出してください。すべての人に好かれることは、誰にもできません。
どんなに素晴らしい人にも、合わない人、よく思わない人は、必ずいます。あなたを悪く言う人がいるのは、あなたがダメだからではなく、ただ、合わなかっただけ。「嫌われたくない」で疲れる話と同じで、全員から好かれようとするのを手放すと、陰口に、振り回されなくなります。大切なのは、陰口を言う一人ではなく、あなたを大切にしてくれる人に、目を向けることなんです。
まとめ:あなたを大切にする人を、見る
陰口は、言う人自身の弱さの表れであり、あなたの価値とは関係ありません。だから、同じ土俵に立たず、「あの人の問題」と切り離し、全員に好かれようとするのを、手放しましょう。
陰口に傷つくのは、あなたが、誠実で、優しいからです。でも、たった一人の、満たされない人の言葉のために、あなたが、心をすり減らす必要は、ありません。陰で悪く言う人ではなく、あなたを、まっすぐ大切にしてくれる人を、見てください。そして、つらさが続くときは、一人で抱えず、信頼できる人に、話してくださいね。あなたの心を、守ることが、何より大切です。
人間関係のお悩みは、講演でもよくお伝えしています。ご関心のある方は、よければお気軽にご相談ください。