こんにちは。関口美奈子です。
「性教育」と聞くと、学校で、子どもが受けるもの——そう思う方が、多いかもしれません。でも、私は、講演などを通じて、「大人にこそ、性教育が必要だ」と、お伝えしています。
なぜなら、私たちの多くは、きちんとした性教育を受けないまま、大人になってしまったから。性を「恥ずかしいもの」とタブー視したまま、悩みを一人で抱え込んでいます。今日は、なぜ大人に性教育が必要なのか、何を学び直せばいいのかを、お話しします。「習わなかった」を、今からやり直しましょう。
私たちは「性を、ちゃんと習っていない」
まず、現実を見つめましょう。日本では、性について、体の仕組み以上のことを、きちんと教わる機会が、ほとんどありませんでした。
性的同意とは何か。お互いを尊重する関係を、どう作るか。性について、パートナーと、どう話し合うか。——こうした、本当に大切なことを、私たちは、学校でも家庭でも、ほとんど習っていません。その結果、なんとなくの思い込みや、偏った情報のまま、大人になってしまった。だから、性の悩みを抱えても、どう向き合えばいいか分からず、一人で抱え込んでしまうんです。これは、個人のせいではなく、「教わる機会が、なかった」から、なんですね。
「タブー視」が、悩みを深くする
そして、習わなかったことの、いちばんの弊害。それは、性を「口にしてはいけない、恥ずかしいもの」として、タブー視してしまうことです。
タブーにすると、どうなるか。悩みを、誰にも相談できなくなる。パートナーと、性について話し合えなくなる。そして、自分の性を、罪悪感とともに、否定してしまう。性を、健やかなものとして扱えないことが、多くのすれ違いや、孤独な悩みを、生んでいます。性は、人生の、自然で大切な一部。それをタブーから解放することが、大人の性教育の、第一の目的なんです。
大人の性教育で「学び直す」こと
では、大人の性教育では、何を学び直せばいいのか。それは、性の知識そのもの以上に、「関係性」に関わることです。
・性的同意:お互いの「イエス」を、確かめ合うこと。
・尊重し合う関係の、作り方。
・性のコミュニケーション:気持ちを、責めずに伝え合う。
・自己受容:自分の体や性を、否定せず、肯定すること。
こうしたことは、年齢に関係なく、いつからでも、学び直せます。そして、これらを学ぶことは、性だけでなく、パートナーとの関係全体を、健やかにすることにつながるんです。
性を学ぶことは、自分と相手を大切にすること
大人の性教育は、けっして、いやらしいものでも、特別なものでも、ありません。自分自身と、大切な相手を、尊重するための、学びです。
自分の性を肯定できれば、罪悪感から、自由になれます。同意や尊重を学べば、相手を傷つけず、安心して愛し合えます。性のコミュニケーションができれば、すれ違いが減り、親密さが深まる。つまり、性を学ぶことは、自分も相手も、大切にできるようになること。これは、豊かなパートナーシップの、土台そのものなんですね。
まとめ:今からでも、学び直せる
性教育は、子どものためだけのものでは、ありません。きちんと習わないまま大人になった私たちにこそ、必要です。タブー視を手放し、同意・尊重・コミュニケーション・自己受容を学び直すことが、健やかな関係の土台になります。
「もう大人だから」と、あきらめないでください。性は、いくつになっても、学び直せます。そして、それは、自分と、大切な人を、もっと大切にできるようになるということ。タブーから解放されて、性を、健やかなものとして、捉え直してみてくださいね。
こうした大人の性教育や、パートナーシップのお話は、講演でもお伝えしています。関心のある方は、よければお気軽にご相談ください。