こんにちは。関口美奈子です。
同じ職場に、「あの人は、仕事ができる」と言われる人が、いますよね。では、その人は、特別に頭がいいのでしょうか。長く、人と組織を見てきて、思うことがあります。仕事ができる人は、頭の良さ以上に、「仕事の進め方」が違う。
そして、その進め方は、才能ではなく、習慣です。つまり、意識すれば、誰でも身につけられる。今日は、仕事ができる人の特徴を、明日から真似できる形で、お話しします。
1.優先順位を、つけている
仕事ができる人の、最大の特徴。それは、優先順位を、つけていることです。「何を、先にやるべきか」を、常に見極めています。
できない人は、目の前のことから、手当たり次第に手をつけます。一方、できる人は、まず立ち止まって、「今、いちばん重要なものは何か」を考える。重要な仕事から、片づけていく。だから、限られた時間で、大きな成果を出せるんです。すべてを同じ力でやろうとせず、力を入れるところと、抜くところを見極める。この「優先順位をつける」習慣が、できる・できないを、大きく分けます。
2.段取りと、準備が丁寧
二つ目は、段取りと、準備が丁寧なこと。仕事ができる人は、いきなり走り出しません。
取りかかる前に、「ゴールは何か」「どんな手順で進めるか」「何が必要か」を、頭の中で組み立てます。この「段取り八分」ができているから、作業がスムーズで、ミスも少ない。準備に時間をかけるぶん、結局は、早く終わる。逆に、準備をおろそかにして走り出すと、途中で手戻りが起きて、かえって時間がかかります。急がば回れを、できる人は、知っているんです。
3.報告・連絡・相談が、的確
三つ目は、報告・連絡・相談が、的確なこと。仕事は、一人で完結しません。だからこそ、ここに差が出ます。
できる人は、要点を押さえて、簡潔に報告します。「結論から、短く」。悪い情報ほど、早く共有する。困ったら、抱え込まずに、早めに相談する。このコミュニケーションの的確さが、まわりからの信頼を生み、仕事を円滑にします。仕事で信頼される人の習慣とも、深く重なる部分です。一人で仕事をしているのではない、と分かっているんですね。
4.抱え込まず、人に頼れる
四つ目は、意外に思われるかもしれません。仕事ができる人ほど、抱え込まず、上手に人に頼れるんです。
「できる人=全部一人でこなす人」というのは、誤解です。本当にできる人は、自分の手に余ることを、潔く人に任せたり、頼ったりします。それによって、自分は、本当に重要なことに集中できる。「頼るのは、能力がない証拠」と思って抱え込む人ほど、パンクして、質が落ちます。適切に頼れることも、立派な能力。これは、リーダーに求められる資質でもあります。
5.「完璧」より「完了」を、優先する
そして、五つ目。仕事ができる人は、「完璧」より「完了」を、優先します。
細部にこだわりすぎて、いつまでも終わらないより、まず「80点で、形にする」。そして、必要に応じて、磨いていく。完璧を目指して止まってしまうより、スピード感を持って、まず完了させるほうが、結果的に、評価も成果も上がります。すべてを100点にしようとしないこと。力の配分が、上手なんですね。先延ばしをしないのも、この「まず完了」の発想があるからです。
まとめ:できるは、才能ではなく習慣
仕事ができる人の特徴は、優先順位をつける・段取りと準備が丁寧・報連相が的確・抱え込まず人に頼れる・完璧より完了を優先する、でした。どれも、生まれ持った才能ではなく、今日から真似できる「習慣」です。
地頭の良さを、うらやむ必要はありません。仕事の進め方を、一つずつ変えていけば、誰でも「できる人」に近づけます。まずは、その日のタスクに、優先順位をつけることから。小さな段取りの習慣が、あなたの仕事の質を、確実に変えていきます。
仕事の進め方や、人材育成のお話は、企業研修・講演でもよくお伝えしています。ご関心のある方は、よければお気軽にご相談ください。