こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
のべ3万人以上の男女と向き合い、航空自衛隊をはじめとする官公庁、経済団体、企業研修で登壇してきました。
コミュニケーションの研修でいちばん最初にお伝えしているのは、多くの方の前提をひっくり返す一言です。話が上手い人が、コミュニケーションの上手い人なのではありません。
上手い人は「返しやすい球」を投げている
会話が続く人と続かない人を分けているのは、話題の多さでも語彙力でもありません。相手が返しやすい球を投げているかどうかです。
たとえば「ご出身はどちらですか」は、答えが一語で終わります。「そちらは、どんな街ですか」なら、相手は好きなだけ話せます。同じ質問に見えて、返球のしやすさがまるで違う。これが技術です。
研修では、この球種を分解してお渡しします。閉じる球と開く球、受け止める球と広げる球。会話は才能ではなく、投げ分けの技術です。
人間関係の悩みは、たいてい「翻訳」の失敗
職場の人間関係でこじれる場面を分解していくと、意見の対立そのものより、伝えたつもりの内容が、まったく別の意味で届いていたケースが圧倒的に多い。
厳しく言えば萎縮させ、優しく言えば伝わらない。この二択で止まっている方は多いのですが、実際には二択ではありません。何を言うかではなく、どの順番で、何を先に置くかで結果が変わります。
世代が違えば、育った時代の当たり前も違います。相手の前提を「甘い」「古い」と裁いた瞬間に、翻訳は止まります。ここも研修で扱う中心のひとつです。
講演メニュー
| 演題(例) | お伝えする内容 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 心を掴むコミュニケーション術 | 返しやすい球を投げる技術。会話の球種を分解し、投げ分けを身につけます | 全社員・団体・自治体 |
| 好印象を与える心理学 | 第一印象・表情・声・身だしなみ。印象は才能ではなく点検表で作れます | 接客業・営業職・新人研修 |
| 聞く力|相手が話し出す聴き方 | 相槌・沈黙・質問の三点で組み立てる傾聴。話させる技術としての聞き方 | 管理職・相談業務・全社員 |
| ハラスメントを防ぐ伝え方・関わり方 | 萎縮させず、伝わる。叱る・断る・お願いするの順番と前置きの設計 | 管理職・全社員 |
| 男女の違いを学び、人を動かす | 受け取り方の違いを対立でなく前提差として扱う。職場でも家庭でも効く視点 | 全社員・団体 |
| 世代間ギャップの翻訳術 | 育った時代の違いを裁かずに扱う。若手と管理職の相互理解 | 管理職・若手混合研修 |
こんな課題をお持ちの組織へ
・会議で意見が出ない。当たり障りのない発言しか返ってこない
・注意すると萎縮させてしまい、言わずに抱え込む管理職が増えている
・世代間で話が通じず、若手が定着しない
・接客や営業で、説明はできるのに関係が続かない
・研修をやっても現場で使われない
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おわりに
コミュニケーションは、性格の問題として語られがちです。人見知りだから、口下手だから、と。けれど現場で見てきた限り、足りていないのは性格ではなく手順でした。
手順は、いくつからでも覚え直せます。明日の会話ひとつから変わる形にして、お持ち帰りいただきます。