恋愛心理学の
用語辞典

出会いの好意から、伝え方、判断のバイアス、自分の育て方まで。恋愛・婚活・人間関係に効く70の心理効果・法則を、ひと目で意味が分かる定義つきで、4つのテーマに整理しました。気になる用語から、詳しい解説コラムへどうぞ。

好意が生まれる心理(出会い・恋愛初期)

単純接触効果(ザイオンス効果)とは繰り返し接した相手や物に、自然と好感を持つようになる心理効果です。ゲインロス効果とは評価が変化したときの『落差』が、印象を強く左右する心理効果です。ハロー効果とはある人の一つの目立つ特徴(長所や短所)に引っ張られて、その人の全体の印象まで同じように評価してしまう認知のかたよりです。初頭効果とは最初に受け取った情報が、その後の印象を強く左右する心理です。親近効果とは最後に受け取った情報や印象が、相手全体の評価に強く影響する心理現象です。メラビアンの法則とは言葉の内容・声の調子・見た目(表情や態度)が矛盾したとき、人がどれを重視して相手の気持ちを判断するかを示した法則です。マッチング仮説とは人は無意識に、自分と釣り合いが取れていると感じる相手にいちばん惹かれ、実際に結ばれやすい、という恋愛心理学の考え方です。SVR理論とは心理学者マースタインが提唱した、恋愛は3つの段階を経て深まるという理論です。ミラーリング効果とは相手のしぐさ・姿勢・話し方・表情などを、さりげなく合わせることで、相手に親近感や好感を抱いてもらいやすくなる心理効果です。ハード・トゥ・ゲットとは簡単には手に入らない相手ほど価値が高く魅力的に感じられる心理現象です。ロミオとジュリエット効果とは恋愛に障害があるほど、かえって二人の気持ちが燃え上がる心理現象です。パーソナルスペースとは人が心地よくいられる対人距離のことで、相手との関係によって変わります。ランチョン・テクニックとはおいしい食事を一緒にとりながら話すと、食事の心地よさが相手や話の内容にも結びつき、好印象を持たれやすくなる心理テクニックです。ベン・フランクリン効果とは人は親切にしてもらった相手より、自分が親切にした相手のほうを好きになりやすい、という心理です。類似性の法則とは人は自分と共通点の多い相手に、好意を抱きやすくなるという心理効果です。相補性の法則とは自分に足りないものを持っている相手に、惹かれやすくなるという心理です。好意の返報性とは自分に好意を向けてくれた相手に、こちらも好意を返したくなるという心理です。気分一致効果とはそのときの気分と同じ方向の情報が、思い出されやすく、目につきやすくなるという心理効果です。

伝え方・お願いの心理(説得と交渉)

返報性の原理とは人は他人から何かをしてもらうと、お返しをしなければと感じる心理のことです。一貫性の原理とは一度決めたことや口にした言葉、とった態度に対して、その後の考えや行動を矛盾なくそろえ続けようとする心理傾向のことです。希少性の原理とは数量や機会が限られているものを、実際以上に価値が高いと感じてしまう心理の傾向です。フット・イン・ザ・ドアとは最初に小さなお願いを承諾してもらい、段階的に大きなお願いへ進めていく説得の技法です。ドア・イン・ザ・フェイスとは最初にわざと大きなお願いをして断らせ、そのあとで本命の小さなお願いをすると、通りやすくなるという心理テクです。ローボール・テクニックとは最初に好条件を見せて承諾させ、あとから条件を加えたり外したりしても、相手が断りにくくなる説得の技法です。ウィンザー効果とは本人から直接言われるより、第三者を介して伝わった情報や評価のほうが、信頼されやすくなる心理効果です。フレーミング効果とは同じ内容でも、どんな『枠組み』で表現するかによって受け手の印象や判断が変わる心理現象です。アンカリング効果とは最初に提示された数字や情報が『基準(アンカー=錨)』となり、その後の判断や評価が、その基準に引っ張られてしまう心理効果です。おとり効果(デコイ効果)とは選ばれる見込みのない第三の選択肢が加わることで、残りの選択肢への評価が変わってしまう心理現象のことです。プライミング効果とは先に受け取った刺激(言葉・音・イメージ)が、あとの認知や行動を無自覚に方向づける心理現象のことです。スリーパー効果とは最初は信用度が低かった情報でも、時間が経つにつれて「誰が言ったか」が忘れられ、内容だけが記憶に残って影響力を持つようになる心理です。カリギュラ効果とは禁止されたり制限されたりすると、かえってそれをしたくなる、欲しくなる心理効果です。両面提示とはメリットだけでなく、デメリットや短所もあわせて伝える話し方です。権威性の原理とは専門家・肩書き・制服といった「権威の印」を持つ相手の言葉を、中身を確かめる前に受け入れてしまう心理です。ラベリング効果とは周囲から貼られた言葉のとおりに、その人の行動や性格が、あとから寄っていく心理です。アンダードッグ効果とは不利な側や、劣勢に立たされた側を、人が応援したくなる心理です。心理的リアクタンスとは自分の自由が外から制限されたと感じたとき、その自由を取り戻そうとして反発が生まれる心理です。

判断を歪めるバイアス(選択と決断)

確証バイアスとは自分がすでに持っている考えや思い込みを、裏づける情報ばかりを無意識に集め、反対する情報を無視してしまう心理的なかたよりです。現状維持バイアスとは変化によって得られる利益より、変化によって失うかもしれないものを重く感じ、「今のまま」を選び続けてしまう心理傾向のことです。サンクコスト効果とはすでに使って取り戻せない時間やお金(サンクコスト=埋没費用)が惜しくて、損だとわかっていてもやめられなくなる心理です。プロスペクト理論とは人は『得をする喜び』より『損をする痛み』を大きく感じるという理論で、行動経済学者カーネマンらが提唱しました。コントラスト効果とは直前に見たものとの対比によって、次に見るものの評価が変わってしまう心理現象です。バンドワゴン効果とは多くの人が支持しているものを、自分も良いと感じて選びたくなる心理です。スノッブ効果とは多くの人が選ぶものを避け、あえて少数派の選択をすることで、自分の個性や価値を確認しようとする心理のことです。ダニング=クルーガー効果とは能力が低い人ほど自分を過大評価し、逆に能力が高い人ほど自分を低く見積もりやすい、という認知の偏りです。バーナム効果とは誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な記述を、『自分だけに、ぴったり当てはまる』と感じてしまう心理効果です。スポットライト効果とは自分の見た目や行動、失敗などを、実際以上に他人が注目していると思い込んでしまう心理効果です。カクテルパーティー効果とは大勢が話す騒がしい場所でも、自分の名前や、興味のある話題だけは、自然と聞き取れるという心理効果です。カラーバス効果とはある一つのことを意識すると、それに関する情報が自然と目に入りやすくなる心理現象です。傍観者効果とは周囲に人が多いほど、一人ひとりが「誰かがやるだろう」と考えてしまい、自分からは動かなくなるという心理です。ヴェブレン効果とは価格が高いこと自体が魅力になり、高価であるほど欲しくなるという消費心理です。ジャムの法則とは選択肢が多すぎると、人はかえって選べなくなり、決断そのものを先延ばしにしてしまうという心理効果です。保有効果とは自分が持っているものを、実際の価値より高く評価してしまう心理です。透明性の錯覚とは自分の気持ちや意図が、実際よりも相手に伝わっていると思い込んでしまう心理です。基本的帰属の誤りとは相手の行動の原因を、その人の性格や人柄のせいだと決めつけ、そのとき置かれていた状況の影響を見落としてしまう心理です。

自分と相手を育てる心理(期待と成長)

ピグマリオン効果とは人は周囲から期待されると、その期待に応えるように成長しやすくなる心理効果です。ゴーレム効果とは二つは表と裏の関係です。ホーソン効果とは人が「自分は見られている・注目されている」と意識すると、行動や成果が変わる心理のことです。エンハンシング効果とは言葉による評価や承認が、その人のやる気(内発的動機づけ)をさらに高める効果です。アンダーマイニング効果とは好きで自発的にやっていたこと(内発的動機)に、お金やご褒美などの外的な報酬を与えると、かえってやる気が下がってしまう心理効果です。ツァイガルニク効果とは達成・完了したことよりも、中断されたり未完成のままのことのほうが、記憶に残りやすく、気になり続けるという心理効果です。ピークエンドの法則とはある経験全体の印象が、感情がもっとも高まった『ピーク』の瞬間と、『終わり方(エンド)』のふたつで、ほぼ決まるという心理法則です。マズローの欲求5段階説とは心理学者マズローが提唱した、人の欲求を5段階で説明する理論です。アドラー心理学「課題の分離」とはある事柄について「これは誰の課題か」を考え、自分の課題と他人の課題を切り分ける考え方です。認知的不協和とは自分の行動と考え(信念)が食い違うときに感じる、心の不快感のことです。自己開示の返報性とは自分が心を開いて本音を打ち明けると、相手も同じくらい自分のことを話してくれるという心理です。セルフ・ハンディキャッピングとは失敗したときに自分が傷つかないよう、あらかじめ言い訳や不利な条件を用意しておく心理です。自己成就予言とは根拠のない思い込みであっても、そうなると信じて振る舞ううちに、その通りの現実が起きてしまうという心理です。社会的交換理論とは人間関係を、相手に与えるものと、相手から得られるものとのやりとりとして捉える心理学の考え方です。ジョハリの窓とは自分について「自分が知っている・知らない」と「他人が知っている・知らない」を掛け合わせ、四つの窓に分けて自己理解を深める心理学の枠組みです。リンゲルマン効果とは人数が増えるほど、一人あたりが出す力がゆるんでいくという心理です。