結論:読書と映画は、誰もが書く趣味なので「好きです」だけでは消えてしまいます。作品名の列挙ではなく、「見たあとに何をするか」を書いてください。感想を友人と話す、舞台になった場所を歩く、気に入った台詞を書きとめる。見たあとの時間に人柄が出て、相手は質問しやすくなります。外で過ごす習慣を一つ足せば、インドアの印象も和らぎます。
この属性で書くときの軸 そのまま使える自己紹介文 書き出しと締めの一文 書かないほうがいい表現 書く手順と文字数の目安 書いたあとの仕上げ 解説
この属性で書くときの軸
見たあとの時間を書く読む、見る、という行為は誰でも同じです。違いが出るのは、そのあと。感想を誰かに話す、原作と見比べる、帰り道に歩く。そこを書くと、同じ趣味でも「この人の楽しみ方」が見えます。
ジャンルを一つに絞る「幅広く何でも」は、何も言っていないのと同じです。ミステリー、昔の邦画、旅の随筆。一つに絞って理由を添えると、同じ好みの相手には深く響き、知らない相手にも質問の糸口が残ります。
インドアを先回りする読書と映画は「休日ずっと家にいそう」と読まれがちです。映画館まで歩く、古本屋を回る、本を持って公園に行く。外に出る形で書くと、同じ趣味が行動的な印象に変わります。
相手と分け合う形で「一人で静かに楽しみたい」とだけ書くと、相手の入る場所がありません。「薦めてもらった本は読む」「一緒に見て感想を言い合いたい」と書くと、趣味が二人の時間に変わります。
そのまま使える自己紹介文6選
文例は「コピー」でそのまま使えます。地名や仕事内容など〇〇の部分だけ、自分に合わせて変えてください。
1. 感想を話したい男性
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇で市役所の窓口を担当しています。手続きに来た方の困りごとを一つずつ解いて「助かりました」の声を聞けるのが、この仕事を選んだ動機です。
映画が好きで、週末は映画館まで歩いて行きます。見終わったあとに喫茶店で感想を書きとめるのが決まりで、友人に話すときの練習をしています。
本はミステリーが中心で、犯人がわかっても最後まで読む性格です。休日は古本屋を回って、帰りに公園のベンチで読み始めることもあります。
結婚したら、相手の方が薦めてくれた本や映画を素直に楽しみたいです。感想が違っても、その違いを話せる関係が理想です。好みが違う方のほうが、むしろ楽しみです。
「感想を書きとめる」「歩いて映画館へ」で見たあとの時間と外出を同時に見せている
2. 随筆が好きな女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で薬局の事務をしています。薬剤師さんと患者さんの間で手続きをつなぐ仕事で、待ち時間を短くできたときに手応えがあります。
読書が好きで、特に旅の随筆をよく読みます。読んだあとに地図でその場所を探して、休日に実際に歩いてみることがあります。本の中の景色と自分の目で見た景色を比べるのが楽しみです。
映画は昔の邦画が好きで、古い喫茶店の場面が出てくると、似た店を探しに行きたくなります。
結婚相手とは、同じ本を別々に読んで感想を言い合えたらうれしいです。読まない方でも大丈夫です。私が面白かったところを話すのを、聞いてもらえるだけで幸せです。
随筆から実際に歩く行動につなげ、読まない相手も受け入れている
3. 寝る前に読む男性
男性アプリ向け(短め)
寝る前に本を読むのが習慣で、気に入った一文は手帳に書きとめています。ジャンルは歴史ものが多いです。
〇〇で機械の設計をしていて、休日は映画館のはしごか、川沿いを長く歩いています。相手の方が好きな本を教えてもらえたら、まず読んでみます。感想を言い合える関係がいいです。
手帳に書きとめる習慣が個性になり、「まず読む」で相手に先に歩み寄っている
4. 映画館が好きな女性
女性アプリ向け(短め)
映画が好きで、配信より映画館の暗がりで見るのが好きです。見終わったあとにパンフレットを読みながら、ひとりで余韻にひたる時間も大切にしています。
〇〇で営業事務をしていて、休日は美術館にも足を運びます。相手の方と、見たあとに少し歩きながら感想を話せたらうれしいです。
映画館の暗がり、余韻という描写で、同じ趣味の中の「好みの深さ」が見える
5. 原作と見比べる男性
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇で高校の教員をしています。生徒が自分で答えにたどり着いた瞬間に立ち会えるのが、この仕事を続けている理由です。
本と映画の両方が好きで、原作のある映画は先に本を読んでから見に行きます。どこを変えたのか、なぜ変えたのかを考えるのが楽しくて、友人には「面倒くさい楽しみ方」と笑われています。
休日は図書館で本を借りて、そのまま近くの公園で読み始めることが多いです。天気のいい日は外で読むほうが集中できます。
結婚相手には読書も映画も求めません。ただ、私が興奮して話すのを「そうなんだ」と聞いてくれたら、それだけでうれしいです。相手の好きなことも、同じ熱量で聞きたいです。
楽しみ方のクセを自分で笑いに変え、求めない宣言で相手の幅を広げている
6. 読書会に通う女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で学習塾の受付をしています。保護者の方が安心して預けられるように案内を整えるのが仕事で、「わかりやすかった」と言ってもらえると報われます。
読書が趣味で、月に一度、近所の本屋の読書会に参加しています。同じ本を読んでも人によって受け取り方が違うのが面白くて、人の話を聞くために通っているようなものです。
映画は友人と見に行くことが多く、帰り道に感想が割れるほど盛り上がります。
結婚したら、相手の方が読まない人でも構いません。私が本の話をするのを時々聞いてもらって、相手の方の好きなことも私が聞く。そんな風に、お互いの世界を少しずつ交換し合える二人になりたいです。
読書会という外の場で「人の話を聞く」姿勢を見せ、交換し合う結婚観につないでいる
書き出しと締めの一文
書き出しの一文
- 映画が好きで、見終わったあとに喫茶店で感想を書きとめるのが決まりです。
- 寝る前に本を読むのが習慣で、気に入った一文は手帳に残しています。
- 原作のある映画は、先に本を読んでから見に行く面倒な楽しみ方をしています。
締めの一文
- 薦めてもらった本は、まず読んでみます。感想を言い合える関係が理想です。
- 読まない方でも大丈夫です。面白かったところを聞いてもらえるだけで幸せです。
- お互いの好きな世界を、少しずつ交換していける方と出会えたらうれしいです。
書かないほうがいい表現
趣味は読書と映画鑑賞です。ジャンルは問わず何でも見ます。
いちばん多い書き方で、相手の目に止まらず質問の糸口も残らない
好きな作家は〇〇、〇〇、〇〇です。映画は〇〇監督が好きです。
名前の羅列は知らない相手を置いていき、知っている相手にも話が広がらない
休日は一日中、家で本を読んで過ごしています。
インドアの印象が強まり、一緒に出かける姿が想像できない
本を読まない人とは話が合わないと思います。
相手を選別する文で、読まない人のほとんどを遠ざける
書く手順と文字数の目安
はじめに、見たあと・読んだあとに決まってすることを一文で書きます。作品名や作家名は一つまでにします。そのあとに仕事のやりがい、外で過ごす休日、相手には求めないと伝える一文、結婚観を置きます。長さは相談所用なら三百字弱、アプリ用なら百五十字前後。削るのは名前の列挙と「何でも」、残すのは「薦められたら読む」の一文です。
書いたあとの仕上げ
書いたあとの見直し作家名、監督名、作品名が合わせて二つ以上あるなら、一つだけ残します。次に、外で何かをしている文が一つあるかを確かめます。映画館まで歩く、公園で読む、古本屋を回る。なければ一つ足して、家の中だけの印象を外してください。
写真と合わせるとき本棚の前や、本を持って読んでいる写真はやめておきましょう。文章で外に出る習慣を書いても、写真のほうが「家の人」だと言ってしまいます。メインは屋外の明るい一枚、サブに映画館の前や古本屋の通りなど、趣味と外出が重なる場所の写真を一枚選ぶと、文章と写真がかみ合います。
読んだあと、見たあとに人柄が出る
「読書と映画鑑賞」は、相談所のプロフィールでいちばん多く見る趣味の組み合わせです。多いこと自体は問題ではありません。問題は、多すぎて書いた人の顔が見えなくなることです。好きな作品を並べても、知らない相手には記号にしか見えません。この趣味は、何を見たかではなく、どう見たかを書かないと、本人が思うより何も伝わっていないのです。
そこで、見たあとの時間を書いてみてください。感想を書きとめる、舞台になった町を歩く、原作と見比べる、読書会で人の話を聞く。こうした「余韻の過ごし方」には、その人の考え方や人との関わり方がそのまま出ます。言いかえると、作品を自分の生活にどう取り込んでいるかです。相手はそこから、休日の姿だけでなく、一緒に過ごす夜の会話まで想像します。
そして、趣味を相手に開いてください。「薦めてもらった本はまず読む」「感想が違っても、その違いを話したい」と書ける人は、自分の世界に相手を招き、相手の世界にも入っていける人です。本や映画が好きな人は、人の気持ちを想像する練習を何百回も積んできた人でもあります。その力を、相手の話を聞くときに使ってください。物語を楽しめる人は、目の前の人の物語も楽しめます。
ほかの属性の文例