世界の恋愛研究ノート
海外の論文を、日本の恋と婚活の言葉に翻訳する。
紹介するのは、学術誌に掲載された査読論文だけです。内容は論文の要旨に書かれた範囲にとどめ、すべての記事に原典(DOI)を載せています。そのうえで、婚活と恋愛の現場で何が変わるかを、私の言葉で読み解きます。
恋人がいない時間は、待合室ではない
独身の時間を自分を広げる機会だと感じている人ほど、新しい体験や生活の満足が多く、独り身への恐れが小さかったという研究です。その広がりは友人など恋愛以外の近しい人と起きていました。恋愛心理研究家が解説します。
トーク履歴の削除は、隠すためだけではなかった
交際中の相手とのメッセージを残す理由と消す理由を、30人へのインタビューで探った研究です。消す行為は感情の調整や衝突対処にも使われ、一方で関係に不確かさも生んでいました。婚活中の連絡の扱い方にも通じます。
性格が似ているより、同じ瞬間に笑えた回数
恋人と「今、同じことを感じた」と思えた日ほど、関係の満足や相手に本当の自分を分かってもらえている感覚が高かったという日記研究です。性格の似かたとは別の効き目でした。恋愛での活かし方を解説します。
独身のままでも、人生の満足度は高いままだった
ドイツの未婚の独身者2,930人を11年追った研究で、多くの人の人生満足度は高く安定していました。一方、独身生活への満足度やパートナーを求める気持ちは人によって大きく異なり、その差は時間がたっても縮まりませんでした。
価値観より、プレイリストが似ている二人
カップルは価値観や性格よりも、音楽の好みで似ていたという研究です。好みが似ているほど関係の評価も少し良い傾向が一部で見られました。恋愛心理研究家が、出会いと会話での活かし方を解説します。
結婚したい理由が「人の目」だと、目標は進みにくかった
パートナーが欲しい理由が「楽しいから」「大切だから」の人は関係の質を重視する目標を立て、「人にどう見られるか」が理由の人は交際に入ること自体を優先し、目標の進みも遅い傾向でした。独身4,019人の縦断研究を解説します。
お金の話は、回数を増やしても仲は深まらなかった
カップル136組をひと月追った研究で、関係の満足度と結びついていたのはお金の話の回数ではなく質でした。質の高いお金の会話は自分と相手の満足度に関連し、回数には同じ効果が見られませんでした。結婚前の話し方に翻訳します。
既読スルーした側も、実は痛んでいる
連絡を途中で絶たれた人は、黙った相手がどれほど気に病んでいるかを小さく見積もっていました。ひと言の短い返事でその食い違いは和らぐ、という研究を恋愛心理研究家が恋愛と婚活の言葉に翻訳します。