結論:趣味がないなら、趣味の代わりに「くり返していること」を書いてください。毎朝同じ喫茶店に寄る、寝る前に地図アプリで知らない町を眺める、といった習慣で十分です。その行動に「なぜか落ち着く」と理由を一言添えれば、相手は話しかける糸口を見つけられます。立派さより、続いていることに人柄が出ます。
この属性で書くときの軸 そのまま使える自己紹介文 書き出しと締めの一文 書かないほうがいい表現 書く手順と文字数の目安 書いたあとの仕上げ 解説
この属性で書くときの軸
習慣を趣味の席に置く趣味と呼べるほどではなくても、気づけば続けていることは誰にでもあります。週末の買い出しの順路、寝る前のラジオ。それを「趣味」の欄に書いていいと決めるだけで、空欄が埋まります。
つい見るものを書くスマホで気づけば開いているもの、電車で目で追ってしまうものは、本人が思うより個性です。間取り図、天気図、看板の書体。そのまま書くと、同じ癖を持つ相手から声がかかります。
相手の趣味に乗る宣言無趣味の人の強みは、相手の世界に素直に入っていけることです。「連れて行ってもらえたら何でも試します」と書くと、趣味を一緒に楽しみたい相手には、むしろ理想の文になります。
仕事を語れる人になる趣味がない人は、仕事に時間と気持ちを注いできた人でもあります。仕事の中で好きな瞬間を一文で書けば、趣味欄の薄さは「打ち込めるものがある人」という印象で埋まります。
そのまま使える自己紹介文6選
文例は「コピー」でそのまま使えます。地名や仕事内容など〇〇の部分だけ、自分に合わせて変えてください。
1. 習慣を書く男性
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇で品質管理の仕事をしています。不良を減らす工夫が数字に出たときの手応えが好きで、気づけば長く続けています。
これといった趣味はありません。ただ、土曜の朝は同じ喫茶店で新聞を読むのが習慣で、店主と天気の話をするのが週のはじまりになっています。
家では洗濯物をきれいにたたむのが妙に得意です。片づいた部屋で麦茶を飲む時間が、自分なりのご褒美です。
趣味がない分、相手の好きなことに連れて行ってもらえたらうれしいです。はじめてのことも、面白がって試すほうだと思います。一緒に「うちの定番」を増やしていける方と出会えたらと思っています。
趣味の代わりに習慣を置き、無趣味を「相手に乗れる余白」として見せている
2. つい見るものを書く女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で総務の仕事をしています。社内の人から「あれどこにある?」と聞かれて即答できるのが、ひそかな自慢です。
趣味と聞かれると困ってしまうのですが、不動産サイトの間取り図を眺めるのが好きで、住む予定もないのに「この部屋なら本棚はここ」と考えています。
休日は近所のスーパーを二軒はしごして、安かった野菜で献立を決めます。計画通りにいかないほうが楽しいです。
結婚したら、二人の部屋の家具の配置を一緒に悩みたいです。相手の方の趣味があれば、そばで見ているうちに好きになるタイプなので、ぜひ教えてください。
間取り図という「つい見るもの」が個性になり、結婚後の暮らしにつながっている
3. 仕事を語る男性
男性アプリ向け(短め)
趣味はこれといってなく、休みの日は体を休めて家の掃除をしています。その分、仕事は好きで、〇〇でお客さまの設備を点検して「安心した」と言われるのがやりがいです。
相手の方の好きなことに、こちらから飛び込んでみたいです。教えてもらうのが好きな性格です。
無趣味を隠さず、仕事と「教えてもらうのが好き」で前向きに言い換えている
4. 散歩を書く女性
女性アプリ向け(短め)
特別な趣味はありませんが、夕方に目的なく歩くのが好きで、知らない道を見つけると得した気分になります。
帰りに豆腐屋に寄って、夕食は簡単なものを作ります。相手の方が夢中なことがあれば、隣で一緒に覚えていきたいです。のんびりした方だとうれしいです。
歩く、豆腐屋に寄る、といった小さな行動だけで生活の温度が伝わる
5. 休日を正直に書く男性
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇で配送の仕事をしています。ルートを工夫して早く終えられた日の達成感が好きで、体を動かす仕事が合っていると感じています。
趣味は正直ありません。休日は昼まで寝て、午後は家の近くの図書館で雑誌をめくっています。何かに夢中になった記憶があまりなく、それが少し気になっていました。
ただ最近、友人に誘われた陶芸教室で土をこねたら想像以上に楽しく、人に連れ出してもらうと世界が広がることを知りました。
結婚相手には、「今度これ行こう」と気軽に誘ってほしいです。誘われたら断らないと決めています。一緒に初めてを積み重ねる家庭を作りたいです。
正直な自己開示のあとに「誘われたら断らない」と約束し、前向きさで締めている
6. 仕事と家事で埋める女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で歯科助手として働いています。通院を怖がっていた方が笑顔で帰る姿を見るのが、この仕事を続けている理由です。
趣味の欄にはいつも手が止まります。休日は平日にできなかった掃除と作りおきで終わることが多く、作りおきの容器がきれいに並ぶとうれしくなります。
強いて言えば、お風呂上がりに音楽を流しながらアイロンをかける時間が好きです。頭が空になります。
相手の方の好きなことを聞くのが楽しみです。遠出でも家の中でも、一緒なら何でも楽しめると思います。平日の夜に「今日はどうだった」と聞き合える、落ち着いた家庭に憧れます。
家事の中の小さな喜びを書き、無趣味でも生活を楽しめる人だと伝えている
書き出しと締めの一文
書き出しの一文
- 趣味と呼べるものはないのですが、毎週くり返していることならあります。
- これといった趣味はなく、その分、仕事と家の時間を大事にしています。
- 休みの日は家の掃除と近所の散歩で終わることが多い、のんびりした性格です。
締めの一文
- 相手の方の好きなことに、こちらから飛び込んでみたいと思っています。
- 誘ってもらえたら断りません。一緒に初めてを増やしていきたいです。
- 何気ない平日の夜を、一緒に楽しんでくれる方にお会いしたいです。
書かないほうがいい表現
趣味は特にありません。休日は寝ています。
正直でも投げやりに見え、相手が話しかける材料が何も残らない
趣味は映画鑑賞、読書、旅行、音楽鑑賞です。
やっていないことを並べると、会話で聞かれたときに続かない
無趣味でつまらない人間ですが、よろしくお願いします。
自分を下げる文は、相手にも「選ぶ理由がない」と思わせる
これから趣味を見つけたいと思っています。
今の生活が見えず、何に時間を使う人なのかがわからない
書く手順と文字数の目安
まず一週間の行動を思い出し、くり返していることを三つ書き出します。そこから一つを選んで趣味の欄に置き、理由を一言添えます。次に仕事のやりがい、相手の趣味に乗る一文、結婚観の順で続け、字数は相談所用なら三百字に届かないくらい、アプリ用なら百五十字ほどです。削るのは「ありません」の言い訳、残すのは習慣と「連れて行ってほしい」の一文です。
書いたあとの仕上げ
書いたあとの見直し「特にない」「普通」「強いて言えば」を数え、二回以上なら片方を実際の行動で書き直します。次に、文中の習慣について相手から質問されたとき、三十秒話せるかを確かめます。話せるなら、その習慣はもう趣味です。
写真と合わせるとき趣味の写真がなくて困る人は、よく行く場所で撮ってください。喫茶店の席、散歩道、図書館の前。文章に書いた習慣と写真の場所が重なると、読んだ人は「本当にこういう人なんだ」と信じられます。背景がある写真は、文章の裏づけになります。
趣味がない人は、続けている人
相談所で「趣味がなくて書けません」と言う方の生活を聞いていくと、たいてい何かが出てきます。毎朝同じ道を歩く、寝る前に同じ番組を見る、月に一度は実家の庭を手入れする。本人は趣味だと思っていないだけで、相手から見れば「この人の生活のリズム」が見える材料です。趣味がないのではなく、趣味という言葉のハードルが高すぎるのです。
こうした、本人が趣味と呼ばないままくり返していることを「暮らしの定番」として書いてみてください。つまり、特別ではないけれど自分の生活を形づくっている行動です。定番がある人は、結婚後の暮らしを想像させやすい人でもあります。相手が知りたいのは、週末に何をする人か、平日の夜にどんな顔で帰ってくる人かです。立派な趣味より、定番のほうがその答えになります。
それでも書くことがないなら、相手の世界に入る側に回ってください。趣味のある人は、自分の好きなものを一緒に楽しんでくれる相手を探しています。無趣味の人は、その席にいちばん素直に座れる人です。「連れて行ってもらえたら何でも試す」と書ける人は、相手に先に楽しみを渡しています。空欄を埋めるのではなく、相手が入ってくる余白を残す。それが、趣味がない人のいちばん強い書き方です。
ほかの属性の文例