考え方の軸 今日からできる行動と言葉 やらないほうがいいこと 時間の目安と、焦らなくていいこと 気持ちが動いたら 解説
考え方の軸
今日からできる行動と言葉7選
行動は「今日」「今週」「落ち着いてから」の順に並んでいます。言葉の例は「コピー」でそのまま使えます。
1. 一文の事実を用意する
用意した一文があると、聞かれた瞬間に揺れずに済むため
2. 自分にかける言葉
全部を説明する義務があるという思い込みを外せるため
3. 聞かれたときの言葉
事実と前向きな現在を一緒に渡すと、相手が安心するため
4. 話す内容を三段階に分ける
段階があると、話しすぎも隠しすぎも防げるため
5. 担当カウンセラーへの言葉
伝え方の型を先に決めると、場で迷わないため
6. 感情を話すときの言葉
相手の非でなく自分の学びとして話すと、信頼が深まるため
7. 相手の過去も聞く側に回る
一方通行の告白にせず、お互いの過去を交換できるため
やらないほうがいいこと
後で分かったとき、事実より隠したことが信頼を傷つけます
相手は聞き役に固定され、あなたの印象も誰かを責める人になります
感情が揺れると相手は戸惑い、あなた自身も傷が開きます
時間の目安と、焦らなくていいこと
事実は、初回か遅くとも二回目までに一文で伝えるのが目安です。相談所ごとにプロフィール記載の決まりが違うので、担当者に確認しておくと安心です。経緯や感情は、相手があなたの今を知ったあと、数回会ってからで十分です。話したあとに胸が重くなるなら、まだその段階の話は早かっただけで、間違ったわけではありません。
気持ちが動いたら
過去は隠すか告白するかでなく、渡す量を選ぶもの
「離婚のことは最初に全部言うべきですか」「失恋の話はしないほうがいいですか」という相談を、同じ週に両方いただくことがあります。隠したい人と、全部話したい人。正反対に見えて、どちらも過去を一度に処理しようとしている点は同じです。過去は一度に出すものではなく、関係の深さに合わせて少しずつ渡していくものです。
私はこれを過去の持ち方の問題だと考えています。つまり、過去を背負うか捨てるかではなく、どのくらいの大きさで手に持っているかということです。事実は一文で持てる大きさに、感情は信頼が育ってから出せる大きさに、それぞれ分けておく。持ち方が決まっている人は、聞かれても揺れず、聞かれなければ話さずにいられます。重さは過去の中身でなく、持ち方で変わります。
持てる人は、自分の過去を相手に理解してもらうより先に、相手の今を知ろうとします。自分の話を短く置いて、相手の話を聞く側へ回る。その順番が、過去を重荷でなく経験として相手に見せます。話した量が少なくても、落ち着いた声で言えたなら、相手にはちゃんと届いています。過去は、あなたが話す量で、重さが決まります。
