結論:断る理由は、担当にだけ本当のことを、短く一つだけ書いてください。担当は理由をそのまま相手に伝えるのではなく、相手側に伝わる言葉へ整えてくれます。だから担当には率直でいいのです。書く順番はお礼、見送りの意思、理由を一つ、相手への感謝の四つ。長い説明も、謝罪の連発も要りません。
判断の基準 そのまま伝えられる言い方 言わないほうがいい伝え方 返事の期限と動き方 決めたあとの一歩 解説
判断の基準
理由は一つに絞る見送る理由が三つあっても、担当に書くのは一番大きい一つで足ります。理由を並べるほど、相手への減点表のようになり、担当も相手側へ伝えにくくなります。
事実と評価を分ける「話し方が苦手だった」は事実、「話し方が下手だった」は評価です。担当には事実を書いてください。評価の言葉は、担当が相手側へ伝える段階で角を立てます。
次に使える形で理由を「〇〇な方だと難しい」の形で書くと、担当はそれを次の申し込み条件に変換できます。断りの連絡が、次のお見合いの精度を上げる資産になります。
相手への感謝を一行つける見送りの文の最後に、相手の良かった点を一つ書いてください。担当はその一行を相手側に届けられます。断られる側の受け取り方が、その一行で大きく変わります。
そのまま伝えられる言い方8選
担当カウンセラーへの連絡、相手への一言は「コピー」でそのまま使えます。名前など〇〇の部分だけ変えてください。
1. 価値観の違いで断る
担当へ断る
〇〇さんとのお見合いの件、今回は見送らせてください。結婚後の働き方について考えが重ならないと感じました。誠実にお話しくださったことには感謝しています。お礼をお伝えいただけますか。
価値観の言葉は人格を傷つけず、担当が相手側に伝えやすい理由の代表です
2. 会話の相性で断る
担当へ断る
〇〇さんの件、見送りでお願いいたします。お互いに話題を探すのが難しく、二回目も同じになりそうだと感じました。穏やかな方でしたので、お礼をお伝えください。
相手の話し方を評価せず、二人の間で起きたこととして書くと角が立ちません
3. 理由を言葉にできないとき
担当へ断る
〇〇さんの件、見送らせてください。はっきりした理由が言葉にならず申し訳ないのですが、結婚後の暮らしを想像したときに気持ちが動きませんでした。
言葉にならない感触も、そのまま伝えれば担当は型として記録してくれます
4. 条件の違いで断る
担当へ断る
〇〇さんの件、見送りでお願いします。お話は楽しかったのですが、将来の住まいの希望が私とは離れていました。この点は今後の申し込みでも重視したいので、ご参考にしてください。
断りの理由を次の条件として明示すると、担当の選び方が一段精密になります
5. 迷った末に断る
担当へ断る
〇〇さんの件、昨日まで迷いましたが見送らせてください。嫌な点はなかったのですが、もう一度お会いしたいという気持ちまで届きませんでした。ご縁がなかったと受け止めています。
迷った事実を書くと、担当はあなたが軽く断っていないと分かり、次も丁寧に動けます
6. 断る前に担当に相談する
担当へ迷っている
〇〇さんの件、見送りに傾いていますが、理由をどう書けばいいか迷っています。感じたことをそのまま書いても失礼にならないか、一度ご相談させてください。
理由の書き方を担当に聞くのは、相談所の価値をそのまま使う行為です
7. 交際終了後の最後の一言
相手へ断る
〇〇さん、この数週間ありがとうございました。担当の方を通じてお伝えしましたが、お会いできたことは本当によかったと思っています。〇〇さんのご縁がよいものになりますように。
相談所の仕組みでは終了は担当経由ですが、交際中に送れる最後の一言は感謝だけで十分です
8. 担当経由のお礼
相手へ確認する
本日はお時間をいただきありがとうございました。〇〇のお話が印象に残っています。結果にかかわらず、お会いできてよかったです。
お見合い直後のお礼は返事と別に届けていい言葉です。見送りでも品が残ります
言わないほうがいい伝え方
生理的に無理でした。
担当が相手側へ伝えられない言葉です。身だしなみや雰囲気など、伝えられる事実に置き換えて
話がつまらなくて、見た目も好みじゃなくて、年収も低くて。
理由を並べると減点表になります。一番大きな一つだけで担当は十分動けます
なんとなく違う気がしたので。理由は特にありません。
担当が次の相手を選ぶ材料がゼロになります。言葉にならなくても感触は書いてください
お相手には「忙しくなった」と伝えておいてください。
相談所の仕組みで嘘の理由は通りません。相手側には担当が整えた言葉が届きます
返事の期限と動き方
見送りの連絡は、お見合いが終わった当日か、遅くとも翌日に担当へ出すのが基本です。期限の日数は相談所によって違うため、担当に尋ねてください。迷いが残って期限が近いときは、結論を出す前に「見送りに傾いているが相談したい」と一報を入れると、担当が相手側に時間の調整をしてくれることがあります。相手に直接断りを伝える必要はありません。
決めたあとの一歩
進めると決めたら理由を書いているうちに「見送る理由が弱い」と気づいたら、それは進める合図です。担当に「理由を書いてみたら迷いが出た」と伝え、交際希望に切り替えても構いません。一度書いた断り文は、あなたの基準を知る資料として残ります。
断ると決めたら送った後は相手のことを考え続けないでください。あなたの感謝は担当を通じて届きます。代わりに、断りの理由を一行メモに残すと、次に申し込む相手で同じ型を外せます。断りの数は、好みの輪郭がはっきりしていく記録です。
担当への断り文は、相手への手紙ではない
お見合いを断る理由を書くとき、多くの人が相手の顔を思い浮かべながら書きます。だから言葉が重くなり、謝罪が増え、理由が曖昧になります。でも、その文を読むのは相手ではなく担当カウンセラーです。担当は、あなたの言葉を相手側の相談所へ、角の立たない形に整えて渡します。つまり断りの文には二枚の紙があります。担当に渡す本音の紙と、相手に届く整えられた紙です。
私はこの仕組みを「二枚目の翻訳」と考えています。あなたが書くのは一枚目だけ。二枚目は担当が翻訳してくれる。この分業を知ると、担当への文は率直でいいと分かります。率直な理由は、担当にとって次の相手を選ぶ最良の手がかりです。曖昧な断りを続ける人ほど、同じ型の相手が何度も紹介されて、同じ理由で断り続けることになります。
持てる人は、断るときも相手の味方でいます。相手を減点せず、相手の良かった点を一行添え、担当にはそれを届けてほしいと頼む。断られた側はその一行で、次の縁へ軽く向かえます。あなたが渡した一行は、巡り巡ってあなたの評判になります。断る文の品は、断られた相手ではなく、あなたの次の縁が読んでいます。
ほかの場面の返事