婚活の返事辞典

写真と印象が違った相手への返事

写真と印象が違った相手への返事(関口美奈子)
結論:写真と違ったという落差だけで見送るのは、もったいない判断です。落差の中身が「写真より地味だった」なら進めて構いません。見送っていいのは、落差が「清潔感」や「写真の盛り方への不信」として残ったときです。担当には外見の評価ではなく、信頼感の言葉で伝えてください。

判断の基準 そのまま伝えられる言い方 言わないほうがいい伝え方 返事の期限と動き方 決めたあとの一歩 解説

判断の基準

落差は見た目か、態度か写真と違ったと感じた中身を分けてください。髪型や体型など見た目の落差は慣れます。写真から想像した温和さが態度に無かったなど、人柄の落差は慣れにくいものです。
話し始めて落差は縮んだか会った瞬間の落差と、別れ際の落差を比べてください。話すうちに縮んでいたなら、写真が相手を伝えきれていなかっただけです。別れ際まで同じなら、落差は本物です。
清潔感は保たれていたか写真より老けていた、太っていたは、年月の問題で誰にでも起きます。服のしわや髪の手入れなど、当日の清潔感が保たれていたかどうかのほうが、暮らしの相性を映します。
自分の写真はどうか自分のプロフィール写真も、今の自分をそのまま写しているでしょうか。お互いさまの部分があるなら、落差への厳しさを一段ゆるめても損はしません。

そのまま伝えられる言い方7選

担当カウンセラーへの連絡、相手への一言は「コピー」でそのまま使えます。名前など〇〇の部分だけ変えてください。

1. 落差を越えて進める

担当へ進める
〇〇さんの件、交際希望でお願いします。写真の印象とは少し違いましたが、お話ししているうちに表情が柔らかく、気さくな方だと感じました。もう一度お会いしたいです。

落差があったと正直に言いつつ進めると、担当はあなたの判断の軸を信頼します

2. 清潔感を理由に見送る

担当へ断る
〇〇さんの件は見送りでお願いいたします。お話は楽しかったのですが、身だしなみの面で、一緒に暮らす姿が想像しにくいと感じました。お礼はぜひお伝えください。

外見でなく身だしなみの言葉にすると、担当は相手側に角の立たない形で伝えられます

3. 写真への不信を相談する

担当へ迷っている
〇〇さんの写真が実際とかなり違い、少し戸惑いました。お人柄は悪くなかったのですが、この落差をどう受け止めればよいか、ご意見をいただけませんか。

写真の落差は相談所側で把握していることも多く、背景を聞けば判断が変わります

4. 相手の感触を確認する

担当へ確認する
〇〇さんの件、お相手は私の印象についてどのように感じていらしたでしょうか。写真との違いをお互いに感じていたなら、それも踏まえて決めたいと思っています。

落差は相互に起きます。相手の感触を知ると、自分の厳しさの基準が見直せます

5. 交際成立後の最初の連絡

相手へ進める
〇〇です。ご連絡をいただけてうれしいです。お見合いでは写真より明るい方だなと思いながら話していました。次は〇〇さんのおすすめのお店で、ゆっくりお話しできたらうれしいです。

写真との違いを良い方向で言葉にすると、相手の緊張が解けて素顔が続きます

6. 写真を撮り直す会話

相手へ進める
今日はありがとうございました。お会いしたほうがずっと雰囲気がいいので、プロフィール写真、損をしているかもしれませんね。私も人のことは言えないのですが。

自分も含めて笑いにすると、写真の話題が批評ではなく親しみの会話になります

7. 自分への問い

自分への問い迷っている
この人が今日の姿の写真だったら、私は申し込んでいただろうか。いたなら、落差は論点ではない。

申し込んでいたなら落差は問題ではありません。いなかったなら、その理由が本当の論点です

言わないほうがいい伝え方

写真と全然違ったので、だまされた気分です。お断りします。

感情の言葉は相手側の相談所にも伝わります。落差は事実だけを、評価を添えずに

写真より老けていたので見送ります。

外見の年齢評価は、担当が相手に伝えられない言葉です。身だしなみや雰囲気の言葉に置き換えて

太っていたのが無理でした。

体型を直接の理由にすると、担当の立場で伝えようがありません。暮らしの想像の言葉で

写真の件は黙っておいて、適当な理由で断ってください。

担当に嘘の理由を頼むと、次の相手選びの精度が落ちます。本当の感触は担当にだけ正直に

返事の期限と動き方

写真との落差は会った直後が一番大きく、時間とともに薄れます。だから当日の夜ではなく翌日の午前に判断するのがおすすめです。期限が何日かは担当に尋ねれば分かります。期限の前に「印象が違った」と担当へ一言伝えておくと、相手側の事情や写真の時期を教えてもらえることがあり、判断の材料が増えます。

決めたあとの一歩

進めると決めたら仮交際の最初のデートでは、写真の落差を思い出さないように、相手の話す内容に集中する約束を自分と結んでください。三回目に会った時点で落差を思い出さなくなっていれば、それは見た目が慣れたのではなく、人を見始めた証拠です。
断ると決めたら担当には、外見の言葉を避けて「身だしなみ」「清潔感」「暮らしの想像」の言葉で伝えてください。同時に自分の写真も見直すこと。今の自分と離れていたら、撮り直しを担当に相談すると、次のお見合いで同じ落差を相手に与えずに済みます。

写真の落差は、相手の正直さの証拠でもある

写真と印象が違う。この落差に、私はいつも二つの見方を持っています。一つは「盛った写真を出す人は、自分を実際より良く見せたい人だ」という見方。もう一つは「加工の時代に、普段の自分で会いに来た人だ」という見方です。実物のほうが地味だった相手は、少なくとも当日は、取り繕わずにあなたの前に座っていました。

写真は過去の一瞬で、お見合いは今日の一時間です。どちらが本物かといえば、今日のほうです。それでも私たちは写真を基準に落差を測ります。これを「写真基準の目」と考えると、自分の見方の癖が見えてきます。写真を基準にする限り、相手は減点から始まります。今日の相手を基準にすると、写真が足りなかっただけになる。同じ相手が、基準を変えるだけで違って見えます。

持てる人は、相手を減点から始めません。目の前の人をそのまま見て、良いところを先に探します。それは甘さではなく、人を見る技術です。写真と違ったと感じたとき、その落差を相手の欠点として数えるか、写真の限界として受け流すか。選ぶのはあなたです。写真は相手の過去で、今日の顔が相手の現在です。

ほかの場面の返事

よくある質問

写真が盛られていたことを担当に伝えてもいいですか?
伝えて構いません。相手側の相談所に写真の見直しを促すきっかけになり、相手のためにもなります。ただし「だまされた」のような感情の言葉ではなく、「実際の印象と写真に差があった」と事実として伝えてください。担当が角の立たない形で扱ってくれます。
自分の写真は今のままで大丈夫でしょうか?
撮影から時間が経ち、髪型や体型が変わっていれば撮り直しの時期です。写真が今の自分に近いほど、お見合いで相手に落差を感じさせず、交際成立率が安定します。担当に客観的に見てもらうのが一番早く、相談所によっては撮影の案内もあります。
見た目が理由で断るのは浅いですか?
浅くはありません。清潔感や身だしなみは、暮らしの相性そのものです。ただし「写真より地味」と「清潔感がない」は別の話です。前者なら一度進める価値があり、後者なら見送って構いません。理由を自分の中で分けておくと、担当にも伝えやすくなります。