婚活の返事辞典

お見合いの後、交際希望にするか迷うとき

お見合いの後、交際希望にするか迷うとき(関口美奈子)
結論:迷っているなら、嫌だった点がひとつもない限り交際希望を出してください。お見合いの一時間で確信が持てる人はまれで、仮交際は「確かめるための期間」です。ただし「進みたいか」ではなく「会った後に疲れたか」を基準に、疲れていたなら見送りで構いません。

判断の基準 そのまま伝えられる言い方 言わないほうがいい伝え方 返事の期限と動き方 決めたあとの一歩 解説

判断の基準

疲れたか、ほっとしたか楽しかったかどうかは緊張で判断できません。帰り道の体の感覚を思い出してください。どっと疲れたなら相性の警報、妙にほっとしたなら相性の合図です。
嫌な点が一つでもあったか決め手がないのは見送る理由になりません。見送る理由になるのは「この言い方は嫌だった」という具体的な一点だけ。それが無ければ進む側に倒していい場面です。
もう一度なら何を話すか次に会うとしたら聞いてみたい話題が一つでも浮かぶなら、関心の芽があります。何も浮かばず、会う場面を想像するだけで気が重いなら、見送る選択で大丈夫です。
迷いの中身を言葉にしたか「なんとなく」の迷いは、担当に話すと数分で形になります。迷いの正体が条件なのか、雰囲気なのか、自分の緊張なのかを分けるだけで、答えはほぼ自動で出ます。

そのまま伝えられる言い方7選

担当カウンセラーへの連絡、相手への一言は「コピー」でそのまま使えます。名前など〇〇の部分だけ変えてください。

1. 迷ったまま交際希望を出す

担当へ進める
〇〇さんとのお見合いの件、交際希望でお願いいたします。正直まだ確信はありませんが、会話は心地よく、もう一度お会いして確かめたい気持ちがあります。

確信のなさを先に出すと、担当が次のデートの組み立てまで手伝えます

2. 迷いの中身ごと相談する

担当へ迷っている
〇〇さんの件で迷っています。嫌な点は無かったのですが、話が続くか不安でした。私の緊張なのか相性なのか、少しお電話で整理させていただけますか。

迷いの正体を分けてもらうことが、相談所を使う一番の価値です

3. 回答の時間をもらう

担当へ確認する
〇〇さんの件、今日の夜までに結論をお伝えします。感触は悪くなかったので、一晩だけ冷静に考える時間をいただけますでしょうか。

期限を自分から切ると、担当も相手側へ前向きな保留として伝えやすい

4. 相手の意向を先に聞く

担当へ確認する
〇〇さんの件、お相手のご意向はもう届いていますでしょうか。差し支えなければ、お相手の感触も踏まえて決めたいと思っています。

相手の温度が分かるだけで、迷いの半分は消えることが多いからです

5. 交際成立後の最初の一言

相手へ進める
〇〇です。交際のお返事、ありがとうございます。お見合いでは緊張していてうまく話せませんでしたが、〇〇のお話をもっと聞いてみたいと思っていました。

緊張していたと先に明かすと、相手も肩の力を抜けて二回目が楽になります

6. 初デートを軽く提案する

相手へ進める
次は食事よりもお茶くらいの気軽さで、一時間ほどお話しできたらうれしいです。来週あたりでご都合のよい日はありますか。

短い時間の約束は、お互いに迷いを抱えたまま進む負担を軽くします

7. 自分に問う一行

自分への問い迷っている
もしこの人から断られたら、少しでも残念だと感じるだろうか。残念なら、関心はもうある。

失う側で想像すると、気づいていなかった好意が表に出てきます

言わないほうがいい伝え方

(返事をせず二日放置して)すみません、まだ決めきれなくて。

相手側は待たされた時間を「関心の薄さ」と読みます。迷い自体より沈黙が印象を下げます

悪い人ではないので、とりあえず付き合ってみます。

「とりあえず」は担当にも相手にも伝わります。進む理由は一つでいいので前向きな言葉で

ピンとこないので断ります。でも後悔しそうで……どうしましょう。

結論と迷いを同時に投げると担当が動けません。迷っているなら迷っていると一言で

相手が交際希望なら私も希望にします。

相手の返事に乗る決め方は、仮交際に入ってから自分の気持ちが置き去りになります

返事の期限と動き方

交際希望か見送りかの返事は、お見合いの当日か翌日のうちに担当へ伝えるのが一般的です。日数の決まりは相談所によって違うので、担当に聞いておいてください。迷っている場合は、期限を待たずに「迷っている」とまず一報を入れ、その上で結論を出す時刻を自分から約束すると、相手側にも前向きな保留として届きます。

決めたあとの一歩

進めると決めたら交際成立の連絡が来たら、その日のうちに相手へ最初のメッセージを送りましょう。お見合いで触れた話題を一つ引いて、一時間程度の軽い初デートを提案すると、迷いながらでも自然に前へ進めます。
断ると決めたら担当への連絡は短く、感じたことを一つだけ添えれば十分です。理由を言葉にできなくても「疲れてしまった」で構いません。担当はその感触を次の相手選びに生かしてくれます。

迷うのは、相手が悪くない証拠です

お見合いの後に迷う人を、私は数えきれないほど見てきました。そして気づいたことがあります。迷う相手は、だいたい「悪くない人」なのです。嫌な相手なら迷いません。迷いが生まれるのは、減点がゼロで、加点がまだ見つかっていない状態だからです。つまり迷いとは、相手の評価ではなく、情報が足りないというお知らせです。

ここで多くの人が「ときめきがないから」と見送ります。でもお見合いの席は、お互いが一番よそ行きの顔をしている一時間です。私はこれを面接顔と呼ぶより、お互いの「仮の顔」と考えています。仮の顔同士で惹かれ合えないのは、むしろ普通のこと。相手の素顔は、二回目の食事で、三回目の散歩で、少しずつ出てきます。

持てる人は、確信を待ちません。確信は会う前に手に入るものではなく、会った後に育つものだと知っているからです。だから迷ったときは、相手に先に時間を渡します。それは相手のためでもあり、自分の判断材料を増やす行為でもある。迷ったら進む。その一歩を軽く踏める人のところに、ご縁は集まります。

ほかの場面の返事

よくある質問

迷ったまま交際希望を出すのは相手に失礼ですか?
失礼ではありません。仮交際は確かめ合う期間として相談所の仕組みに組み込まれています。むしろ確信がないのに「大好きです」と演じるほうが不誠実です。迷いは担当にだけ正直に伝え、相手には丁寧に接すれば十分です。
迷っている間に相手から断られたら?
それも一つの答えです。相手が先に見送った場合、あなたの迷いは自然に解消されます。落ち込むより「決める手間が一つ減った」と受け取り、次のお見合いの準備に気持ちを移してください。担当にも一言、感触を共有しておくと次に生きます。
何回お見合いしても同じように迷います。
迷いが毎回続くなら、相手ではなく自分の選ぶ軸がまだ言葉になっていないのかもしれません。一度担当に「自分が人を見るときの軸」を一緒に書き出してもらってください。基準が三つに絞れると、お見合い当日の見方が変わり、迷う時間が短くなります。