結論:「旅行が趣味」は、いちばん多く書かれる趣味なので、そのままでは埋もれます。行き先ではなく「旅の仕方」を書いてください。計画を細かく立てる、朝市から始める、地元のスーパーを見る。そこに「ふだんは家で静かに過ごす」と日常を添えると、お金がかかりそう、落ち着きがなさそうという先入観が消え、会ってみたい人になります。
この属性で書くときの軸 そのまま使える自己紹介文 書き出しと締めの一文 書かないほうがいい表現 書く手順と文字数の目安 書いたあとの仕上げ 解説
この属性で書くときの軸
行き先より旅の仕方国名や都市名を並べても、相手は何も聞けません。朝市に行く、路線バスに乗る、泊まる宿を決める基準。旅の仕方には性格が出ます。相手はそこから「一緒に旅する自分」を想像します。
日常とのバランス旅行好きは「毎月どこかへ行っていそう」「お金の使い方が派手そう」と読まれがちです。ふだんの休日は家で過ごす、年に数回の楽しみ、と書くと、生活の輪郭が見えて安心されます。
ひとり旅は温度を添えるひとり旅と書くと、自立していて素敵な反面、「一緒に行く相手を求めていない」と受け取られることがあります。「次は二人で」の一文を添えると、同じ事実が将来への誘いに変わります。
相手の旅の好みを歓迎旅の好みは人によって違います。のんびり派、遠出が苦手な人もいます。「近場の日帰りも好き」「相手の行きたい場所に合わせたい」と書くと、旅行が得意でない相手も申し込みやすくなります。
そのまま使える自己紹介文6選
文例は「コピー」でそのまま使えます。地名や仕事内容など〇〇の部分だけ、自分に合わせて変えてください。
1. 朝市から始める男性
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇でメーカーの購買を担当しています。取引先と長く付き合って、お互いに無理のない条件を作れたときにやりがいを感じます。
旅行が好きで、年に数回、国内を中心に出かけています。行き先より「その町の朝市から一日を始める」のが決まりで、知らない野菜を買って宿で食べるのが楽しみです。
ふだんの週末は家で過ごすことが多く、旅先で買った器で料理をしています。旅の思い出が食卓に残るのがうれしいです。
結婚したら、二人の「また行きたい町」を増やしたいです。遠出が苦手な方でも、近所の散歩から一緒に楽しみたいと思っています。相手の行きたい場所を聞くのが好きです。
朝市という旅の仕方で性格を見せ、ふだんの食卓につなげて派手さを消している
2. 計画派の女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で貿易事務の仕事をしています。細かい書類を整えて、周りの人が動きやすくなるのが好きです。
旅行が趣味で、出発前に時刻表と地図で計画を立てる時間がいちばん楽しいかもしれません。当日はその計画を気持ちよく裏切られるのも含めて好きです。
休日は旅行ばかりではなく、家で旅行記を読んだり、近所の神社まで歩いたりしています。遠くに行くのは年に数回の楽しみです。
結婚相手とは、旅の計画を一緒に立てて、現地では相手のペースに合わせたいです。のんびり派の方も大歓迎です。帰ってきて「楽しかったね」と言える毎日を作りたいです。
「計画を裏切られるのも好き」で柔軟さを示し、仕事の几帳面さと一本でつながっている
3. 路線バスの男性
男性アプリ向け(短め)
旅行が好きで、知らない町では路線バスに乗って終点まで行ってみます。降りた先で入った食堂の味が、いちばんの思い出になることが多いです。
ふだんは〇〇で営業をしていて、週末は家で過ごすことがほとんどです。相手の方とは、日帰りの小さな旅から一緒に始められたらうれしいです。
路線バスの一場面が人柄を語り、日帰りの提案で相手の負担を軽くしている
4. 温泉好きの女性
女性アプリ向け(短め)
温泉が好きで、年に数回、近県の温泉地に出かけています。湯上がりに地元の牛乳を飲む時間が至福です。
〇〇で受付の仕事をしていて、ふだんの休日は家でのんびり過ごしています。相手の方には遠出を求めません。近くの銭湯でも、一緒なら立派な旅だと思っています。
「銭湯でも旅」の一文が、旅行好きのハードルを下げている
5. ひとり旅から二人旅へ
男性結婚相談所向け(標準)
〇〇でシステムの開発をしています。使う人の「楽になった」が直接聞ける仕事で、その声を聞くたびに選んでよかったと思います。
旅行が好きで、これまではひとり旅が中心でした。行きたいときに行ける気楽さがあった反面、きれいな景色を前にして「誰かに見せたい」と思う回数が増えてきました。
旅先では、地元のスーパーに寄って、その土地の調味料を買って帰ります。ふだんの休日はその調味料で料理をして、次の旅を考えています。
結婚したら、ひとり旅で見つけた場所に相手を連れて行きたいです。相手の方が行きたい場所にも、同じ気持ちでついていきます。二人の旅の記録を、一緒に増やしていける方と出会えたらうれしいです。
ひとり旅を「誰かに見せたい」で二人旅への願いに変え、温度を添えている
6. 近場も遠くも楽しむ女性
女性結婚相談所向け(標準)
〇〇で歯科衛生士として働いています。長く通ってくださる方の口元が健康になっていくのを見られるのが、この仕事のやりがいです。
旅行が好きで、海外も国内も行きますが、いちばん好きなのは旅先の普通のパン屋に朝一番で並ぶことです。その土地の人の暮らしが見える気がします。
旅行以外の休日は、植物の世話をして、録画した旅番組を見ています。出かけない日も好きです。
結婚相手とは、旅先で見つけたものを家に持ち帰って、日常に少しずつ混ぜていける関係がいいです。遠出が苦手な方なら、私が近場の楽しみを探します。お互いのペースで旅を続けたいです。
パン屋の一場面で旅の仕方を示し、遠出が苦手な相手への配慮で幅を広げている
書き出しと締めの一文
書き出しの一文
- 旅行が好きで、知らない町では朝市から一日を始めるのが決まりです。
- 旅先では路線バスに乗って終点まで行き、降りた先の食堂に入ります。
- 出発前に地図と時刻表で計画を立てる時間が、旅のいちばんの楽しみです。
締めの一文
- 二人の「また行きたい町」を、少しずつ増やしていけたらうれしいです。
- 遠出が苦手な方でも大丈夫です。近所の散歩から一緒に楽しみたいです。
- 旅先で見つけたものを、日常に少しずつ混ぜていける関係が理想です。
書かないほうがいい表現
趣味は旅行です。これまで〇〇か国を回りました。
数の自慢になり、相手は話しかける糸口も将来の姿も見つけられない
毎月どこかに出かけていないと落ち着きません。
お金と時間の使い方が派手に見え、家庭の暮らしが想像できない
一緒に海外旅行を楽しめる方を希望します。
相手に条件を課し、旅行が得意でない人を最初から除いてしまう
ひとり旅が好きで、自由に動けるのが気に入っています。
一人で完結している印象になり、相手の入る余地が見えない
書く手順と文字数の目安
はじめに「旅先で決まってすること」を一つ書きます。国名や回数は入れません。続いて仕事のやりがい、旅行以外の休日、相手の旅の好みを歓迎する一文、結婚観と書き進めます。字数は相談所用で二百五十字から三百字、アプリ用で百五十字くらいです。削るのは行き先の列挙と頻度、残すのは旅の仕方と「ふだんの休日」の一文です。
書いたあとの仕上げ
書いたあとの見直し国名、都市名、回数が二つ以上あれば一つだけ残します。次に、旅行以外の休日の過ごし方が書かれているかを確かめます。書かれていなければ、旅先で買ったものを家でどう使っているかを一文足すと、旅と日常がつながります。
写真と合わせるとき旅先の写真は、絶景より「その場所であなたが何をしているか」が見えるものを選んでください。朝市で買い物をしている、食堂の前で笑っている。文章で書いた旅の仕方と写真が重なると、人柄が立体的になります。メインは旅先でなく、ふだんの服装の一枚で。
旅の仕方に、暮らしの仕方が出る
プロフィールの趣味欄で、いちばん多く目にする言葉は旅行です。だからこそ「旅行が趣味」と書いただけでは、相手の目は止まりません。かといって行き先を並べると、今度は「お金がかかる人」「落ち着かない人」という別の心配が生まれます。旅行好きのプロフィールは、書き方しだいで埋もれるか、警戒されるかに割れやすいのです。
抜け出す鍵は、旅先で「決まってすること」を書くことです。それは旅の中の暮らし方、言いかえると、知らない町でも変わらない自分の習慣だからです。朝市に行く人は、ふだんも朝型で食にていねいな人でしょう。路線バスで終点まで行く人は、予定どおりでなくても楽しめる人でしょう。相手はその一文から、旅先だけでなく結婚後の毎日を想像します。
そして、旅を「誰かと分け合うもの」として書いてください。きれいな景色を見て誰かに見せたいと思った瞬間、旅先の器を家の食卓で使っている時間。そこには、自分の楽しみを相手に渡したい人の姿があります。遠出が苦手な相手にも「近所の散歩から」と言える人は、自分の趣味より相手の歩幅を先に考えられる人です。旅先で何を見たかより、誰と見たいかを書ける人が選ばれます。
ほかの属性の文例