恋愛・結婚

婚活パーティーと
結婚相談所の違い

関口美奈子

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
「婚活パーティーと結婚相談所、どっちがいいですか?」とよく聞かれます。先に逆説をひとつ。婚活パーティーでつまずく人の多くは、パーティーに「決めること」を求めています。結婚相談所でつまずく人の多くは、相談所に「出会いの数」だけを求めています。二つは優劣ではなく、役割の違う場所です。
このページは、婚活パーティーと結婚相談所の比較と、使い分け・併用に絞ってお話しします。相談所とアプリの比較は結婚相談所とマッチングアプリの違い、パーティー当日の自己紹介は婚活パーティーで好印象を残す方法、相談所どうしの違いは結婚相談所の種類と違いにまとめています。

一言で言うと:パーティーは「出会いを増やす場」、相談所は「決める場」

婚活パーティーの役目は、出会いの入口を広げることです。一度に何人もの異性と話し、自分がどんな人に惹かれるのか、どんな人に選ばれやすいのかを、短い時間で体に覚えさせてくれます。そのかわり、会が終われば、あとは二人の力で関係を育てていくことになります。

結婚相談所の役目は、結婚を決めるところまで連れていくことです。出会う人数はパーティーより少なくても、お互いに結婚を前提としていることが最初から共有されていて、交際の進み具合をカウンセラーが見ています。IBJでは、入籍ではなく婚約(結婚の口約束を含む)などを「成婚」とみなします(出典:IBJ「ルール&マナー」)。つまり相談所のゴールは、「知り合う」ではなく「決める」なのです。

パーティーは出会いの面積を広げ、相談所は結婚までの距離を縮める。どちらが自分に合うかは、今あなたに足りないのが面積なのか、距離なのかで決まります。

比較表:出会い方・本気度の確かめ方・費用・向いている人

違いを項目ごとに並べました。料金の金額や他社との比較ではなく、仕組みの違いを見てください。

項目 婚活パーティー 結婚相談所
役割出会いを増やす場。1回で複数の異性と話せる決める場。結婚を前提に1対1で会い、婚約まで進める
出会い方会場やオンラインで、同じ回の参加者と短時間ずつ話す。連絡先の交換やカップリングは会のルールしだい会員の中から申し込み、双方が受けたらお見合い(1時間前後)。交際に入ってから連絡先を交換する
相手の本気度の確かめ方参加資格や確認の範囲は主催者ごとに違う。独身かどうか、結婚をいつまでに考えているかは、会ってから言葉で確かめる入会時に独身証明書・本人確認書類・住民票などを提出(IBJの場合)。確認が出会う前に済んでいる
費用の考え方1回ごとの参加費。参加した回数だけかかる入会金・月会費・成婚料などの定額。お見合いの数ではなく、在籍期間と結果に対して払う
その後会が終われば、あとは二人で。進め方もお断りも自分で行うカウンセラーが交際の進み具合を見て伴走。お断りも相談所を通して伝わる
向いている人異性と話す場数を踏みたい人。直感で相手を選びたい人。婚活の入口を試したい人期間を区切って結婚を決めたい人。身元の確かな相手と会いたい人。一人で決めきれない人

いちばん大きな差は、表の三行目、「本気度をいつ確かめるか」です。IBJの結婚相談所では、入会時に独身証明書、写真付きの本人確認書類、住民票などを提出し、男性は収入の証明も求められます(出典:IBJ「結婚相談所の入会審査とは?」)。確認が出会う前に済んでいるから、お見合いの1時間を、相手の人柄を知ることだけに使えます。パーティーでは、その確認を出会ったあとに自分で行います。どちらが良い悪いではなく、確認の順番が逆なのです。

費用も、金額の大小より何に払っているかで比べると迷いません。パーティーは「その日の出会い」に、相談所は「結婚が決まるまでの期間と伴走」に払っています。相談所の費用の内訳は結婚相談所の費用シミュレーターで、在籍期間ごとに確かめられます。

「どっち」の決め方:性格・目的・時間の3つの物差し

性格で決める

初対面の数分で自分の良さを出せる人、その場の空気で相手を選びたい人は、パーティーで力を発揮します。反対に、第一印象の数分では伝わりにくい良さを持っている人、たとえば聞き上手、誠実さ、落ち着きが魅力の人は、大人数の中で埋もれやすい。1対1で1時間向き合うお見合いのほうが、その良さはまっすぐ届きます。人見知りの方の進め方は人見知り・口下手の婚活にまとめています。

目的で決める

「まずは異性と話すことに慣れたい」「自分の市場を肌で知りたい」ならパーティー。「この1年で結婚相手を決めたい」「独身であることを書類で確かめた相手と会いたい」なら相談所です。目的があいまいなまま両方を始めると、どちらも中途半端になります。

時間で決める

パーティーは、行きたい日に行けばいい自由さがあります。そのぶん、いつまでに決めるかは自分で区切らなければ、いつまでも区切れません。相談所は交際期間の目安(IBJではお見合い日から3ヵ月)があり、時間の区切りが仕組みに組み込まれています。忙しくて婚活に割ける時間が限られている人ほど、区切りを仕組みに預けるほうが楽になります。

併用のしかた:順番と、やってはいけない併用

併用はできます。ただし、同時に同じ熱量で走らせるより、役割の違いを使って順番をつけるほうがうまくいきます。

  • パーティーで場数を踏んでから、相談所に入る
    パーティーで「どんな人と話すと楽か」「どんな話題で相手の表情がゆるむか」を知っておくと、相談所のお見合いで最初から落ち着いていられます。パーティーは、お見合いのための稽古場にもなるのです。
  • 相談所の活動に疲れたら、パーティーで空気を入れ替える
    お見合いが続くと、相手を条件で採点するクセがつきます。条件の書かれていない場で人と話すと、「この人と話していて楽しいか」という感覚が戻ってきます。

やってはいけないのは、相談所の規約を確かめずに外で出会いを重ねることです。相談所に入ったあとに外部のパーティーへ参加してよいか、そこで出会った方と交際が進んだときにどう扱われるかは、相談所ごとの規約で決まっています。入会の前か、参加する前に、担当のカウンセラーに一言確認を。もうひとつ避けたいのが、両方で同時に「決めよう」とすること。決める場は、ひとつに絞ったほうが心も判断もぶれません。

パーティー会場で結婚相談所に勧誘されたら

相談所が主催するパーティーや、会場に相談所のスタッフがいるパーティーでは、会の終わりに入会の案内を受けることがあります。案内そのものは悪いことではありません。パーティーは、相談所を知ってもらう入口でもあるからです。大切なのは、その場の高揚で決めないことです。

断り方の一言

  • 「今日はパーティーに集中したいので、資料だけいただいて持ち帰ります」
  • 「ほかの相談所の無料相談とも比べてから決めたいので、今日はお話だけ伺います」
  • 「家でゆっくり考えたいので、こちらから連絡しますね」

理由を長く説明する必要はありません。「今日は決めない」と先に言ってしまうのが、いちばん角が立たず、相手の説明も落ち着いて聞けます。

焦って契約しない:知っておきたい法律のこと

結婚相手紹介サービスのうち、期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。事業者には契約前の概要書面と契約後の契約書面の交付が義務づけられ、契約書面を受け取った日から8日以内なら、書面または電磁的記録でクーリング・オフができます。事実と違うことを告げる勧誘や、相手を威迫して困惑させる勧誘も禁止されています(出典:消費者庁「特定商取引法ガイド:特定継続的役務提供」)。

無料相談で、比べてから決める

気になる相談所に出会ったら、そこを含めて二つか三つの無料相談を受けてから決めましょう。比べてはじめて、料金の仕組み、カウンセラーとの相性、会員の探し方の違いが見えてきます。無料相談で確かめたい質問は結婚相談所の無料相談で聞くべきことに、選ぶときの物差しは失敗しない結婚相談所の選び方にまとめています。

パーティーで出会う人と、相談所で出会う人の違い

「パーティーの人は本気度が低い」と言われることがありますが、そうとは限りません。本気の方もたくさんいます。違うのは人ではなく、最初に共有されている前提の量です。

パーティーで出会った人とは、年齢と簡単なプロフィール程度の前提から始まります。独身であること、結婚をいつまでに考えているか、住まいや仕事の見通しは、会話を重ねながら確かめていく。恋愛から結婚に近づいていく順番です。そのぶん、確かめる前に気持ちが先に動いてしまい、あとで前提の違いに気づくこともあります。

相談所で出会う人とは、書類で確かめられた前提の上で、プロフィールに書かれた結婚観を読んでから会います。結婚の前提から恋愛に近づいていく順番です。「ときめきが足りない」と感じる人もいますが、逆に言えば、前提の確認に気を取られず、相手の人柄そのものを見ることに集中できる出会い方です。

どちらの順番が自分に合うかを知っておくと、出会った相手を「パーティーの人だから」「相談所の人だから」と色眼鏡で見ずにすみます。

まとめ:足りないのは「面積」か「距離」か

婚活パーティーは出会いの面積を広げる場所、結婚相談所は結婚までの距離を縮める場所です。どっちがいいかは、場所の優劣ではなく、今のあなたに何が足りないかで決まります。場数が足りないならパーティー、決め手と区切りが足りないなら相談所。両方を使うなら、順番をつけて、決める場はひとつに。

婚活で余裕のある人は、道具を選ぶ前に、自分の足りないものを言葉にしています。マッチングアプリやパーティーで出会いはあるのに決まらない方はマッチングアプリから結婚相談所へもあわせてどうぞ。エースブライダルの最初の無料相談は、基本オンラインで受けていただけます。「今の自分には、どちらが合うのか」を確かめる場所として、気軽に使ってください。

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よくある質問

婚活パーティーと結婚相談所、どっちがいいですか?
結婚までの期間を区切りたい、相手の独身や身元を書類で確かめたうえで会いたいなら結婚相談所、まずは異性と話すことに慣れたい、出会いの幅を広げたいなら婚活パーティーが向いています。パーティーは出会いを増やす場、相談所は決める場と考えると、自分に合うほうが選びやすくなります。
婚活パーティーと結婚相談所は併用できますか?
できます。おすすめは、パーティーで異性と話す場数を踏んでから相談所に入る順番です。相談所に入ったあとに外部のパーティーへ参加してよいか、そこで出会った方との交際をどう扱うかは、相談所の規約によって違うため、担当のカウンセラーに事前に確認しておきましょう。
婚活パーティーの会場で結婚相談所に勧誘されたら、どうすればいいですか?
「今日はパーティーに集中したいので、資料だけいただいて持ち帰ります」と伝え、その場では契約しないことです。結婚相手紹介サービスのうち期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約は特定商取引法の対象で、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。気になったら、ほかの相談所の無料相談とも比べてから決めましょう。
結婚相談所主催の婚活パーティーは、普通のパーティーと何が違いますか?
相談所が主催するパーティーは、会の後に入会の案内があることが多く、パーティーが相談所を知ってもらう入口の役割を持っています。参加資格や身元確認の範囲は主催者ごとに違うため、参加前に案内で確認しておくと安心です。
婚活パーティーで出会った人は、結婚への本気度が低いのですか?
本気の方もたくさんいます。ただ、パーティーでは結婚への温度や独身であることの確認が主催者によって異なり、交際が始まってから確かめ合う必要があります。結婚相談所では入会時に独身証明書などの書類を提出するため、その確認が出会う前に済んでいます。
結婚相談所の「成婚」とは、結婚のことですか?
IBJでは、入籍ではなく婚約(結婚の口約束を含む)などを「成婚」とみなします。結婚相談所は、結婚を決めるところまでを伴走する場所です。

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