恋愛・結婚

結婚相談所の
プロフィールの書き方
(女性編)

関口美奈子

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
女性の会員さんのプロフィールを読んでいて、いちばんもったいないと感じるのは、書きすぎでも、書かなさすぎでもありません。謙遜と条件で、窓をふさいでしまっていることです。
先に結論をお伝えします。女性の自己紹介文で申し込みを呼ぶのは、立派な自己PRではありません。読んだ男性が、あなたの隣にいる自分を思い描ける「窓」です。
今日は、窓のあるプロフィールの書き方を、書き換え例とあわせてお話しします。基本の構成は婚活プロフィールの書き方にまとめているので、ここでは女性がつまずきやすいところに絞ります。

男性は、女性のプロフィールの何を読んでいるのか

男性の会員さんに「プロフィールのどこを見て申し込みましたか」と聞くと、似た答えが返ってきます。年収や学歴の話ではありません。「休日の過ごし方が合いそうだった」「文章がやわらかくて、話しやすそうだと思った」。

男性が文章から読み取ろうとしているのは、主に三つです。

  • 一緒に過ごす休日が、想像できるか
  • 話していて、気疲れしなさそうか
  • 結婚後の暮らしを、一緒に考えてくれそうか

つまり見られているのは、あなたのスペックではなく、あなたと過ごす時間の手触りです。条件は別の欄に並んでいます。文章の仕事は、条件の欄では伝わらない温度を届けることです。

窓をふさぐ、女性に多い三つの書き方

一つ目:謙遜で始める

「特に取り柄はありませんが」「至らない点も多いですが」。日本語の礼儀としては美しい前置きです。けれど、初対面の文章でこれを読んだ男性は、あなたの人柄より先に、あなたの自己評価を受け取ります。

謙遜は、会ってから見せれば美徳。文章で先に見せれば、予防線です。先回りして評価を下げておく心の動きはセルフ・ハンディキャッピングで書きました。前置きは、思い切って削ってください。

二つ目:お相手への希望が長い

「誠実で、思いやりがあり、価値観が合い、家事にも協力的な方」。希望を丁寧に書くほど、読む側には採点表に見えてきます。書いたあなたは真剣さのつもりでも、男性は「この基準で審査される」と身構えてしまう。

希望は一つか二つに絞り、条件ではなく、一緒にしたいことの形で書きます。それだけで、壁が窓に変わります。

書き換え前:「誠実で、価値観の合う方を希望します」
書き換え後:「休日の朝ごはんを、ゆっくり一緒に食べられる方だと嬉しいです」

三つ目:「家庭的」を名詞で書く

「料理が得意です」「家庭的だとよく言われます」。悪くはありませんが、多くの女性が書くぶん、読み流されやすい言葉です。家庭的であることは、名詞ではなく場面で見せます。

書き換え前:「料理が好きで、家庭的だとよく言われます」
書き換え後:「日曜の夕方に、一週間分のおかずを作り置きするのが小さな楽しみです。季節の野菜で一品増やせた日は、ちょっと得意になります」

場面が書かれていると、男性はその台所に自分を置いて想像できます。これが、窓です。

仕事を頑張っていることは、隠さなくていい

「仕事の話を書くと、気の強い女性だと思われませんか」。これもよく受ける相談です。答えは、隠さなくていい。ただし、肩書きではなく、仕事への向き合い方を書きます。

「管理職として部下を率いています」より、「新しく入った後輩が、半年後に笑って仕事をしているのを見るのが好きです」。前者は実績で、後者は人柄です。後者を読んだ男性は、この人は人の成長を喜べる人だ、と受け取ります。

もう一つ、書いておくと安心されるのが、結婚後の働き方の見通しです。

「結婚後も仕事は続けたいと考えています。お互いの働き方は、二人で相談しながら決めていけたら嬉しいです」

この一行があるだけで、男性は、暮らしの相談ができる相手だと感じます。決めつけず、相談の余地を残して書くのがポイントです。

窓のあるプロフィールの書き換え例

全体の書き換え例を一つ、お見せします。

書き換え前:
「はじめまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。特に取り柄はありませんが、明るい性格だとよく言われます。趣味はカフェ巡りと旅行です。誠実で思いやりのある、価値観の合う方と出会えたら嬉しいです。」

書き換え後:
「はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。
平日は事務の仕事をしていて、職場では『困ったときに最初に声をかけやすい人』と言われることが多いです。
休日は、気になっていた喫茶店まで歩いて行き、帰りに本屋さんに寄るのが定番です。遠出より、近所に行きつけを増やしていくのが好きなタイプです。
結婚したら、何でもない夕方に『今日どうだった?』と話せる家庭をつくりたいと思っています。
まずはお茶をしながら、お互いの好きな場所の話ができたら嬉しいです。」

変えたのは三点です。謙遜を削り、「明るい」という自己申告を、他人から言われる具体的な場面に置き換えた。趣味を名詞から一日の流れにした。希望を条件ではなく、一緒にしたいことにした。

情報量はほとんど増えていないのに、隣に座る自分が想像できる文章になっています。趣味欄に書くことが見つからない方は、趣味がない人の婚活プロフィールも参考にしてください。

希望条件の欄は、入口の幅だと考える

自己紹介文とは別に、年齢や年収、住まいの地域などの希望条件を入れる欄があります。ここで女性がやりがちなのが、不安の数だけ条件を足していくことです。

条件は、あなたを守る柵のつもりで足したものでも、検索する男性から見れば、入口の狭さです。条件を一つ足すたびに、あなたのプロフィールにたどり着ける人は減っていきます。そして、その減った中に、会えば合ったはずの人が混じっています。

おすすめは、条件を「譲れないもの」と「あると嬉しいもの」に分けることです。譲れないものは、暮らしが成り立たなくなる条件だけ。住む地域や、喫煙の有無などがそれに当たることが多いでしょう。それ以外は、文章の中の「一緒にしたいこと」で伝えれば十分です。条件で選り分けるより、窓から入ってきた人と会ってみるほうが、出会いの質は上がります。

条件の考え方は、担当の仲人と一緒に見直すのがいちばんです。どの条件が入口を狭めているかは、自分では気づきにくいものだからです。

書き終えたら、男性の目で三回読む

最後に、仕上げの読み方です。

  • 一回目は、条件を見る前の男性として。最初の二行で、会ってみたい理由が一つ見つかるか
  • 二回目は、お見合いの前日の男性として。この文章から、当日話しかける話題が拾えるか
  • 三回目は、あなた自身として。書かれている人と、実際の自分が同じ人か

三回目がいちばん大切です。窓の向こうに見せた景色と、お見合いの席のあなたがずれていると、会った瞬間に期待が目減りします。盛った文章は、会うまでの味方で、会ってからの負債です。写真も同じ考え方で選んでください。女性の写真の選び方はお見合い写真(女性編)にまとめました。

自分の文章は、自分ではいちばん読みにくいものです。担当の仲人や信頼できる友人に、「この文章から、どんな人が想像できる?」と聞いてみてください。返ってきた人物像が自分と重なれば、完成です。

まとめ:条件の欄は壁、自己紹介文は窓

結婚相談所のプロフィールには、条件を並べる欄と、文章で人柄を伝える欄があります。条件の欄は、どうしても人を選り分ける壁になります。だからこそ、自己紹介文は窓にしてください。

  • 謙遜の前置きは削る。謙遜は会ってから見せればいい
  • お相手への希望は、条件でなく一緒にしたいことで書く
  • 家庭的さも仕事ぶりも、名詞でなく場面で見せる
  • 結婚後の働き方は、決めつけず相談の余地を残して一行
  • 書き終えたら、実物の自分と同じ人か確かめる

選ばれる女性は、自分を大きく見せる人ではありません。相手が入ってこられる余白を残せる人です。女性の婚活全体の進め方は婚活女性ガイドに、お見合いで選ばれる女性の共通点は婚活で選ばれる女性の特徴にまとめています。

エースブライダルでは、入会時のプロフィールづくりから、仲人が一緒に文章を整えています。書いてみたけれど手応えがない方は、一度、無料相談で見せてくださいね。

まずは話を聞いてみるところから。結婚相談所エースブライダル(関口美奈子 主宰・IBJ加盟・全国対応)

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よくある質問

結婚相談所のプロフィールで、女性の自己紹介文はどれくらいの長さがいいですか?
読み手が一度で読み切れる長さが目安です。長さそのものより、最初の二行で人柄が伝わるかが大切です。あいさつ、人柄が伝わる場面、休日の過ごし方、結婚後の暮らしのイメージ、締めのひと言の順で書くと、長すぎず短すぎない文章になります。
お相手への希望は、書かないほうがいいですか?
書いてかまいませんが、一つか二つに絞り、条件ではなく一緒にしたいことの形で書くのがおすすめです。希望を条件で並べると、読む側には審査の基準に見えてしまいます。
仕事を頑張っていることを書くと、敬遠されませんか?
隠す必要はありません。肩書きや実績ではなく、仕事への向き合い方を場面で書くと、人柄として伝わります。結婚後の働き方について、相談の余地を残した一行を添えると、暮らしを一緒に考えられる相手だと感じてもらいやすくなります。
謙遜した書き方は、控えめで好印象ではないのですか?
会ってからの謙遜は美徳ですが、文章で先に見せると、人柄より先に低い自己評価が伝わってしまいます。「取り柄はありませんが」といった前置きは削り、人からよく言われることを具体的な場面で書くほうが、控えめな人柄も自然に伝わります。

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