こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
例文集を探している方に、最初に少し意地悪なことをお伝えします。例文をそのまま写したプロフィールほど、読まれません。同じ例文を、同じ日に何人もが写しているからです。けれど、例文の〇〇にあなただけの固有名詞をひとつ差し込んだ瞬間、その一文は誰にも書けない文章に変わります。お店の名前、よく歩く川沿いの道、最近作った料理。例文は完成品ではなく、あなたの一語を待っている器です。
このページは、男女別にそのまま使える例文を50個以上、項目ごとに並べた実用集です。「何を、どの順番で書くか」という考え方は婚活プロフィールの書き方に、女性がつまずきやすいところはプロフィールの書き方(女性編)にまとめています。理屈から知りたい方はそちらを先にどうぞ。
例文を使う前に:プロフィールの一文は「お見合いの最初の質問」を相手に渡すもの
プロフィールは、読まれて終わりではありません。お見合いの席で相手が最初に口にするのは、たいていプロフィールに書いてあったことです。だから良い一文とは、上手な一文ではなく、相手が質問しやすい取っ手のついた一文です。
- 取っ手のない一文「趣味は料理です」
相手は「そうなんですね」で止まります。 - 取っ手のある一文「日曜の夕方に、一週間分のおかずを作り置きするのが楽しみです。最近は切り干し大根の煮物がうまくできるようになりました」
「得意料理は何ですか」「どうして作り置きを」と、質問が自然に二つ三つ生まれます。
以下の例文は、どれもこの取っ手がつくように作ってあります。使うときは、〇〇の部分と、具体的な名詞をひとつだけ自分のものに差し替える。それだけで十分です。お見合い当日の会話の例文はお見合いの会話例文集にあります。プロフィールに書いた一文が、そのまま会話の入口になるのがわかるはずです。
1. 書き出しの一文(男性・女性)
書き出しの役目は、挨拶ではなく「読み進めてもいい人だ」という安心を渡すことです。お礼の一文に、あなたの輪郭を一行だけ足します。
男性の書き出し
- 「はじめまして。プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。〇〇でメーカーの営業をしている、〇〇と申します」
名乗りと仕事を一行で。誠実さは、最初の一行の簡潔さで伝わります。 - 「ご覧いただきありがとうございます。友人からは『一緒にいると気が抜ける』と言われる、のんびりした性格です」
自己申告ではなく他人の言葉で性格を示すと、控えめなのに印象が残ります。 - 「はじめまして。平日は仕事中心ですが、休日に台所に立つ時間が好きな〇〇です」
最初の一文に生活の場面がひとつあると、読み手は続きを読みたくなります。
女性の書き出し
- 「はじめまして。ご覧いただき、ありがとうございます。〇〇で医療事務をしている〇〇です」
謙遜の前置きを入れず、事実から入るほうが、落ち着いた人柄が伝わります。 - 「ご覧いただきありがとうございます。職場では『困ったときに最初に声をかけやすい人』と言われることが多いです」
人から言われる言葉は、自分で「優しいです」と書くより何倍も信用されます。 - 「はじめまして。休日の朝に、近所のパン屋さんまで歩くのが小さな楽しみの〇〇です」
名乗りに暮らしの一場面を添えるだけで、隣を歩く想像が始まります。
2. 性格の書き方:「優しい」を行動に変える例文
「優しい」「真面目」「明るい」は、婚活プロフィールでいちばん多く書かれる言葉です。多く書かれる言葉は、読み手の目を素通りします。性格は形容詞で名乗らず、その性格の人が取る行動で見せます。形容詞は自称、行動は証拠です。
よく使う性格を、具体に書き換える
- (優しい・男性)「友人の引っ越しがあると、なぜか毎回呼ばれて手伝っています。重い物を運ぶ係です」
「頼まれる人」であることは、優しさの何よりの証拠です。 - (優しい・女性)「職場で誰かの誕生日が近づくと、いつの間にか寄せ書きの色紙を用意する係になっています」
気配りを、場面の中の役割として書きます。 - (真面目・男性)「約束の時間の10分前には着いていたいタイプです。待つのは苦にならないので、待ち合わせは安心してください」
「真面目」は堅く見えがちですが、相手にとっての安心として書けば、魅力に変わります。 - (真面目・女性)「家計簿を5年続けています。細かい性格というより、続けること自体が好きなんだと思います」
数字を出せる習慣は、誠実さを静かに裏づけます。 - (明るい・共通)「落ち込んだ日でも、ごはんを食べると元気になる単純なところがあります」
「明るい」と書くより、明るさの仕組みを見せるほうが、人柄がにじみます。 - (穏やか・男性)「怒るより先に『まあ、そういう日もあるか』と思ってしまう性格で、友人とも長く付き合いが続いています」
穏やかさは、関係が長く続いている事実とセットにすると伝わります。
短所に聞こえる性格の、言い換え
- (人見知り)「最初は少し緊張しますが、打ち解けると自分からよく話すほうです。聞き役にまわるのは得意です」
人見知りは隠さず、「打ち解けたあと」の姿とセットで書くと、会ってからの楽しみになります。 - (優柔不断)「お店選びなどは迷うほうですが、そのぶん、相手の好みを聞いてから決めるようにしています」
迷う性格は、相手を尊重する姿勢として書き換えられます。 - (心配性)「旅行の前には、持ち物リストを作らないと落ち着かないタイプです。おかげで忘れ物はほとんどしません」
心配性は、準備の良さの裏返しです。 - (マイペース)「周りに流されず、自分のペースで物事を続けられるほうです。相手のペースも大切にしたいと思っています」
マイペースは、相手のペースも尊重できる人として書くと、押しつけがましさが消えます。
他人から言われた言葉を入れるときは、「〇〇とよく言われます」を連発しないこと。一つあれば十分です。二つ三つ並ぶと、今度は褒め言葉の陳列棚に見えてきます。
3. 趣味の書き方:インドア・アウトドア・趣味がない人
趣味欄は、自慢欄ではなく会話の入口です。名詞で止めず、「いつ・どこで・最近どうか」を一つ足すと、取っ手がつきます。
インドア派
- (男性)「休日は、気になった映画を家で一本観るのが定番です。最近は昔の邦画を順番に観ています。おすすめを教えてもらえたら嬉しいです」
最後に「教えてもらえたら」と添えると、相手の出番がつくれます。 - (女性)「読書が好きで、寝る前の30分は本を読む時間にしています。ジャンルはばらばらで、書店で表紙を見て選ぶことが多いです」
習慣として書くと、一緒に暮らす夜の風景まで想像できます。 - (共通)「料理が好きで、週末はスーパーで見かけた旬の野菜で一品つくるのが楽しみです」
「料理が得意」より「旬の野菜で一品」。上手さより、楽しんでいる様子が好まれます。
アウトドア派
- (男性)「月に一度くらい、日帰りで山歩きに出かけます。本格的な登山ではなく、帰りに温泉に寄るのが目的のゆるい山歩きです」
本格派に見せすぎないと、「一緒に行けそう」と思ってもらえます。 - (女性)「散歩が好きで、知らない駅で降りて歩いてみるのが休日の楽しみです。小さな喫茶店を見つけると、つい入ってしまいます」
お金も準備もいらない趣味は、相手が合わせやすい趣味です。 - (共通)「ランニングを始めて1年ほどです。速くはありませんが、朝の空気が気持ちよくて続いています」
「始めて〇年」と書くと、今まさに育っている趣味として、応援したくなる余白が生まれます。
趣味がない人
- (男性)「これといった趣味はないのですが、休日に行きつけの定食屋でゆっくり昼ごはんを食べるのが、ささやかな楽しみです」
趣味がなくても、繰り返している「好きな時間」は必ずあります。それを書けば十分です。 - (女性)「趣味と呼べるほどのものはありませんが、季節ごとに部屋の花を替えるのが好きです」
「趣味はありません」で止めず、「〇〇は好きです」と一つ添えるのがコツです。 - (共通)「これまで仕事中心でしたが、これから一緒に楽しめる趣味を見つけられたら嬉しいです」
趣味がないことを、二人で始められる余白として差し出す一文です。
趣味がないことに引け目がある方は、趣味がない人の婚活プロフィールで、見つけ方から詳しくお話ししています。
4. 仕事の書き方:肩書きより、向き合い方
仕事欄で伝えるのは、職種の説明ではなくその仕事をしているあなたの顔です。そして、結婚相手が知りたい「暮らしのリズム」をさりげなく添えます。
- (男性)「〇〇の会社で設備の保守をしています。地味な仕事ですが、『あなたが来てくれると安心』と言われるのがやりがいです」
やりがいを一つ書くと、仕事への誠実さが伝わります。 - (男性)「仕事は忙しい時期もありますが、土日はしっかり休めています。平日の夜も、20時には家にいることが多いです」
暮らしのリズムを先に書いておくと、相手は結婚後の生活を具体的に思い描けます。 - (女性)「市立図書館で司書をしています。人の役に立てる実感があり、結婚後も続けたいと考えています」
働き方の希望は、決めつけず「考えています」と相談の余地を残して。 - (女性)「新しく入った後輩が、半年後に笑って仕事をしているのを見るのが好きです」
役職を書くより、何に喜びを感じるかを書くほうが、人柄として伝わります。
5. 休日の過ごし方
休日欄は、相手が自分もそこにいる場面を想像する欄です。「一人で完結する休日」より、「誰かが加われそうな休日」を書きます。
- (男性)「土曜は家事と買い出し、日曜は少し遠くまでドライブに出かけることが多いです。助手席で景色を楽しんでもらえる方だと嬉しいです」
- (男性)「休日は、朝ゆっくりコーヒーを淹れてから一日を始めるのが好きです。二人分淹れる日が来たら嬉しいです」
- (女性)「午前中に家のことを済ませて、午後は気になっていたお店や美術館に出かけることが多いです」
- (女性)「インドア派ですが、誘ってもらえれば外に出るのは好きです。おすすめの場所に連れていってもらえたら嬉しいです」
インドア派であることと、誘われれば出かけることを両方書くと、相手はお誘いのハードルを低く感じます。
6. 結婚後の暮らしの一文
結婚観の欄に「明るく楽しい家庭を築きたいです」と書く人は、本当に多いものです。誰も反対しない一文は、誰の心にも残りません。大きな理想より、何でもない日の一場面を書きます。
- (男性)「仕事から帰って、今日あったことを話しながら夕ごはんを食べる。そんな何でもない毎日を大切にできる家庭をつくりたいです」
- (男性)「家事は得意なほうではありませんが、料理以外は一通りできます。お互いに得意なことを分け合えたらと思っています」
家事への姿勢を具体的に書くと、共働きを考える相手に安心が届きます。 - (女性)「休日の朝ごはんを、ゆっくり一緒に食べられる夫婦が理想です」
- (女性)「意見が違ったときに、どちらかが我慢するのではなく、二人で話し合える関係でいたいです」
理想の家庭像より、関係のつくり方を書くほうが、大人の結婚観として響きます。
7. 締めの一文
締めの役目は、申し込みのボタンを押す指を軽くすることです。重いお願いではなく、会ったときの小さな楽しみを一つ置いておきます。
- (男性)「最後まで読んでいただき、ありがとうございます。まずはお茶をしながら、お互いの好きなことの話ができたら嬉しいです」
- (男性)「緊張しやすいほうですが、お会いできたら、おすすめのお店の話でもさせてください」
- (女性)「ここまで読んでくださり、ありがとうございます。少しでも気になっていただけたら、気軽にお申し込みください」
- (女性)「お会いできたら、〇〇さんの休日の過ごし方も聞かせてください」
最後に相手への関心を一行置くと、読み手は「自分の話を聞いてもらえる」と感じます。
8. NG例と言い換え:そのまま差し替えられる対照表
プロフィールのNGの多くは、悪意ではなく不安から生まれます。不安が予防線や条件になって、文章の窓をふさいでしまうのです。
- NG「特に取り柄はありませんが、よろしくお願いします」
言い換え「人の話を聞くのが好きで、聞き役にまわることが多いです」
謙遜は会ってから見せれば美徳。文章で先に見せると、低い自己評価だけが伝わります。 - NG「性格は普通です」
言い換え「休日は予定を詰め込まず、その日の気分で過ごし方を決めるのんびり派です」
「普通」は情報ゼロ。どんな普通かを一行で描きます。 - NG「誠実で、価値観が合い、家事にも協力的な方を希望します」
言い換え「一緒に台所に立って、たわいない話ができる方だと嬉しいです」
希望は条件の列ではなく、一緒にしたいことで書きます。 - NG「なかなか良いご縁がなく、ここに来ました」
言い換え「これから先の人生を、一緒に楽しめる方と出会いたいと思い、活動を始めました」
過去の不運ではなく、これからの希望で理由を書きます。 - NG「ドタキャンする人、連絡が遅い人はお断りです」
言い換え「約束を大切にし合える関係が理想です」
「お断り」の一文は、書いた人自身を怖く見せてしまいます。 - NG「趣味は特にありません」
言い換え「趣味と呼べるものはまだありませんが、新しいことを始めるのは好きです」
空欄より、余白として差し出すほうが、相手の出番が生まれます。
9. 状況別の一文:再婚・年の差・人見知り・経験が少ない
自分の状況をどこまで書くか迷う方は多いものです。基本は、隠さず、短く、前を向いた一文で。事情を長く説明するほど、読み手はそこに重心を感じてしまいます。
再婚(バツイチ)
- (男性)「一度結婚を経験しています。そのときに学んだ、言葉で気持ちを伝えることの大切さを、次の家庭では大事にしたいと思っています」
- (女性)「離婚歴があります。だからこそ、日々の小さな会話を大切にできる関係をつくりたいと思っています」
理由を書く必要はありません。経験から何を大切にしたいかを書けば、誠実さが伝わります。
再婚の婚活の進め方はバツイチ・再婚の婚活(エースブライダル)にまとめています。
年の差を考えている
- (男性)「年齢にこだわらず、話していて自然体でいられる方と出会いたいです。落ち着いて話を聞くのは得意です」
- (女性)「年上・年下にこだわりはありません。お互いの得意なことを持ち寄れる関係が理想です」
「年上の方希望」と条件で書くより、どんな関係を望むかで書くほうが、幅広い方に届きます。
年の差婚の婚活は年の差婚の婚活(エースブライダル)をご覧ください。
人見知り・口下手
- (共通)「初対面では少し緊張してしまいますが、二度三度とお会いするうちに、自分からよく話すようになります。ゆっくり打ち解けていけたら嬉しいです」
先に書いておけば、お見合いでの緊張は「書いてあったとおりの誠実な人」に変わります。
人見知りの方のお見合いの準備は人見知り・口下手の婚活(エースブライダル)にまとめています。
恋愛経験が少ない
- (共通)「これまで仕事や勉強に打ち込んできたので、恋愛経験は多くありません。そのぶん、一人の方と誠実に向き合いたいと思っています」
経験の少なさは、誠実さの裏づけとして書けます。わざわざ書かず、会ってから伝えるのでもかまいません。
恋愛経験が少ない方の婚活は恋愛経験が少ない方の婚活(エースブライダル)でお話ししています。
組み立て例:例文をつないだ全文(男性・女性)
ここまでの例文をつなぐと、こうなります。一文ごとの取っ手が、そのままお見合いの話題の種になっているのを確かめてください。
- (男性)「はじめまして。プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。〇〇でメーカーの営業をしている〇〇です。友人の引っ越しがあると、なぜか毎回呼ばれて手伝っています。休日は、朝ゆっくりコーヒーを淹れてから、月に一度くらいは日帰りで山歩きに出かけます。帰りに温泉に寄るのが目的のゆるい山歩きです。仕事から帰って、今日あったことを話しながら夕ごはんを食べる。そんな何でもない毎日を大切にできる家庭をつくりたいです。まずはお茶をしながら、お互いの好きなことの話ができたら嬉しいです」
- (女性)「はじめまして。ご覧いただき、ありがとうございます。〇〇で医療事務をしている〇〇です。職場では『困ったときに最初に声をかけやすい人』と言われることが多いです。休日は、午前中に家のことを済ませて、午後は知らない駅で降りて歩いてみるのが楽しみです。小さな喫茶店を見つけると、つい入ってしまいます。休日の朝ごはんを、ゆっくり一緒に食べられる夫婦が理想です。お会いできたら、〇〇さんの休日の過ごし方も聞かせてください」
書き上げたら、声に出して一度読んでみてください。自分の口から自然に出てこない言い回しは、お見合いの席の自分とずれています。プロフィールの自分と、お見合いの席の自分が同じ人であること。それが、例文よりも大切な最後の仕上げです。写真との合わせ方は婚活写真の撮り方もあわせてどうぞ。男性で、自分が女性からどう見えているかを客観的に知っておきたい方は男度診断、女性の方は「審査員の椅子」度診断も参考になります。
まとめ:例文は器、あなたの一語が中身
婚活プロフィールで選ばれるのは、文章が上手な人ではありません。読んだ相手が、最初の質問を思いつける人です。性格は形容詞でなく行動で、趣味は名詞でなく場面で、結婚観は理想でなく一日の風景で。そして例文は写すのではなく、固有名詞をひとつ差し替えて、自分の器にしてください。
持てる人は、自分を大きく見せようとしません。相手が入ってこられる余白を、文章の中に残しておける人です。
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