恋愛・結婚

婚活男性が
「また会いたい」と思う瞬間

関口美奈子

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
「お見合いは盛り上がったのに、お断りだった」「手応えがなかったのに、交際希望が来た」。お見合いの結果は、女性の予想と逆になることがよくあります。
理由ははっきりしています。私は男性の婚活も長く指導してきて、お見合い直後の男性の本音を数えきれないほど聞いてきました。その立場から、先に答えを言います。お見合いの一時間、男性の頭の中は、あなたの採点より、自分の採点で忙しいのです。
「変なことを言わなかったか」「退屈させていないか」。だから男性の「また会いたい」は、あなたに付けた点数からではなく、その一時間で自分に付けた点数から生まれます。今日は、お見合いの一時間を時系列で追いながら、男性の頭の中を実況します。

最初の五分:男性は「写真と違う」より「自分は大丈夫か」で忙しい

ラウンジで顔を合わせた瞬間。女性は「どう見られているか」を気にしていますが、男性の頭の中は、たいていこうです。

「感じのいい人だな。……いや、今の第一声、固くなかったか。座る席、こっちでよかったのか」

男性は、女性の見た目を確かめるのと同じくらいの熱量で、自分の振る舞いを点検しています。緊張の度合いは、女性が思うよりずっと高いのです。

ここで効く女性の一瞬:目が合ったときに先に笑顔を向けて、「今日はありがとうございます」とこちらから言うこと。男性の最初の自己採点が、ここでふっと緩みます。この五分で緊張をほどいてくれた相手の印象は、そのあとの一時間ずっと続きます。

十五分後:男性は「面接」か「会話」かを判定しはじめる

飲み物が届き、質問の往復が始まるころ。男性の頭の中はこうです。

「さっきから自分ばかり質問している気がする。……あ、今、僕の仕事の話に続きを聞いてくれた。話していいのか、これ」

男性は、質問が一方通行で続くと、お見合いを面接だと感じはじめます。反対に、自分の話に「それで、どうなったんですか」と続きを聞いてもらえると、面接が会話に変わります。

ここで効く女性の一瞬:相手の答えに、もう一歩踏み込んだ二段目の質問をすること。そして一つ聞いたら、自分のことも一つ差し出すこと。会話の往復の作り方はお見合いの会話(女性編)に詳しく書きました。

三十分後:男性がいちばん揺れる「沈黙」の瞬間

どんなに順調なお見合いでも、話題がふっと途切れる瞬間があります。このとき、男性の頭の中は大騒ぎです。

「まずい、話題が切れた。何か言わないと。つまらない男だと思われたかもしれない」

男性は、会話が途切れることを自分の失点だと感じやすいのです。沈黙の数秒が、男性にとっては長い時間に感じられています。

ここで効く女性の一瞬:沈黙を埋めようと慌てるのではなく、一緒に置いてあげること。「このお店、落ち着きますね」と、目の前のものに一言触れるだけで十分です。沈黙を責めない相手の前で、男性は「この人といると楽だ」と感じます。この一瞬が、実はお見合いの中でいちばん印象に残ることもあります。

四十五分後:男性は「覚えていてくれたか」で答えを出しはじめる

お見合いも後半。男性の頭の中では、少しずつ答えが形になりはじめます。

「最初に話した釣りの話、覚えていてくれたんだ。ちゃんと聞いてくれていたんだな」

男性は、自分の話が相手の中に残っていたと分かったとき、大切にされたと感じます。褒め言葉より、覚えていてもらえたことのほうが、ずっと深く届くのです。

ここで効く女性の一瞬:前半に相手が話したことを、後半でもう一度拾うこと。「さっきの釣りのお話で思い出したんですけど」。この一言が、男性の自己採点を大きく引き上げます。

別れ際:答えを決めるのは、最後の十秒

お見合いが終わり、席を立つ瞬間。男性の頭の中はこうです。

「楽しんでくれたんだろうか。気をつかって笑ってくれていただけかもしれない」

人は、出来事全体を、いちばん気持ちが動いた場面と、最後の場面の印象で記憶しやすいと言われます。心理学でピーク・エンドの法則と呼ばれるものです。お見合いの記憶も、別れ際の数秒で大きく塗り替わります。

ここで効く女性の一瞬:「楽しかったです」だけで終わらせず、具体的な話題を一つ添えること。「〇〇のお話、また聞かせてください」。男性の中の「気をつかわせていただけかも」という不安が、ここで消えます。

帰り道:男性が思い出すのは、あなたではなく「あなたといた自分」

そして帰りの電車。仲人に返事をする前、男性が思い返しているのは、実はあなたの顔や服装そのものより、こういう場面です。

「あのとき、自分は結構笑っていたな。仕事の話、あんなに楽しく話せたのは久しぶりだった」

男性の「また会いたい」は、突き詰めると「あのときの自分に、また会いたい」です。あなたの前で緊張がほどけ、よく話し、よく笑えた自分。その自分をもう一度味わいたくて、男性は交際を希望します。この考え方は婚活で選ばれる女性の特徴で書いた「隣にいる自分を好きになれる人」とつながっています。

反対に、男性の自己採点を下げてしまう一瞬

実況の裏側も、明かしておきます。男性がお見合い後に「なんとなく疲れた」と話すとき、たいてい次のような一瞬がありました。

  • 話の途中で、自分の話にすり替えられた。「私も」から始まる話題の横取りは、悪気がなくても、男性の話したい気持ちを止めてしまいます。
  • 答えに、すぐ評価が返ってきた。「それは珍しいですね」「意外です」。本人は相づちのつもりでも、男性の頭の中では採点として響きます。
  • 時計やスマートフォンに目が行った。ほんの一瞬でも、緊張している男性は見逃しません。

どれも小さなことですが、自己採点で忙しい男性にとっては、大きく響きます。

実況から分かる、女性が変えるのはひとつだけ

ここまでの実況を振り返ると、男性の頭の中が、どれほど自分の採点で埋まっていたかが分かると思います。だから、女性がすべきことは、ひとつだけです。自分をよく見せることから、相手の緊張をほどくことへ、力の入れどころを移すこと。

最初の笑顔、二段目の質問、沈黙を一緒に置くこと、前半の話を拾うこと、別れ際の具体的な一言。どれも、自分を飾るための技術ではありません。相手をほどくための技術です。そして、相手をほどける人は、自分に余裕がある人です。持てる人は、選ばれようとするより先に、相手を楽にしています。

お見合いのあと、返事や連絡が気になる方はお見合い後に男性から連絡が来ない理由を、交際が始まってからは仮交際の進め方(女性編)をどうぞ。婚活の全体像は婚活女性ガイドにまとめています。

まとめ:「また会いたい」は、ほどけた一時間から生まれる

お見合いの一時間、男性の頭の中は、自分の採点で忙しい。その緊張を、最初の五分、沈黙の瞬間、別れ際の十秒でほどいてくれた女性に、男性は「また会いたい」と感じます。それは、あなたの点数ではなく、あなたといた自分の点数です。

選ばれようと力むより、相手を楽にしてあげる。その余裕が、いちばん強い魅力になります。
とはいえ、自分がお見合いでどう映っているかは、自分ではなかなか分からないもの。エースブライダルでは、お相手からの感想も踏まえながら、一人ひとりのお見合いを振り返り、次につなげるお手伝いをしています。よければ一度、無料相談でお話を聞かせてくださいね。

男性が何を考え、どこで心が動くのか。女性からは見えにくいその本音を、YouTube「モテ男TV」で動画にしています。
お相手の気持ちを読むヒントに、のぞいてみてください。

▶ モテ男TV(YouTube)を見る

まずは話を聞いてみるところから。結婚相談所エースブライダル(関口美奈子 主宰・IBJ加盟・全国対応)

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よくある質問

婚活で男性が「また会いたい」と思うのは、どんな瞬間ですか?
男性が自分の緊張がほどけたと感じた瞬間です。最初に笑顔で迎えてもらえたとき、自分の話に続きを聞いてもらえたとき、沈黙を責められなかったとき、前半に話したことを覚えていてもらえたときなどに、男性は「この人といると楽だ」と感じ、また会いたいと思います。
お見合いで、男性は女性のどこを見ているのですか?
女性の見た目や受け答えも見ていますが、それと同じくらい、自分の振る舞いがどうだったかを気にしています。そのため、一緒にいて自分が自然に話せたか、笑えたかという感覚が、交際希望を出すかどうかに大きく影響します。
お見合いが盛り上がったのに断られるのはなぜですか?
会話が盛り上がっても、男性の側が緊張したまま終わっていたり、質問攻めで面接のように感じていたりすると、交際希望につながらないことがあります。盛り上がりより、男性が自分らしく話せたかどうかが大切です。
お見合いの別れ際には、何と言えばいいですか?
「楽しかったです」だけで終わらせず、お見合い中に出た具体的な話題を一つ添えるのがおすすめです。たとえば「〇〇のお話、また聞かせてください」と伝えると、男性の「気をつかわせていただけかもしれない」という不安が消え、次につながりやすくなります。

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