こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
「仮交際は順調なのに、彼がなかなか真剣交際を言い出してくれない」「ほかの女性と、何が違えば選ばれるんでしょう」。仮交際が長くなってくると、女性からこうした相談が増えてきます。
私は男性の婚活も長く指導してきました。真剣交際を申し込むかどうか、男性がぎりぎりまで迷う姿を何度も見てきた立場から、先に答えを言います。男性が真剣交際を決めるのは、ときめいた瞬間ではありません。気をつかうのを、ふと忘れていた瞬間です。
男性は、恋に落ちて決めるのではなく、肩の力が抜けて決めることが多い。今日は、男性がまず口にしない真剣交際の決め手を、女性の側に明かします。
男性にとって真剣交際は「恋人選び」ではなく「扉を閉める決断」
まず、男性が真剣交際をどう感じているかを知っておいてください。仮交際は、複数の方と会いながら相性を確かめる段階です。真剣交際に進むということは、それ以外の可能性をすべて閉じることを意味します。
人は、何かを得る喜びより、何かを失う痛みを大きく感じやすいと言われます。男性は特に、この「閉じる」ことに慎重です。だから男性の頭の中で真剣交際を決める問いは、「この人がいちばん好きか」よりも、「この人となら、ほかの扉を閉めても惜しくないか」になります。
この問いに答えを出すのは、華やかなデートの高揚ではありません。もっと地味で、もっと静かな時間です。
決め手一:無防備になれた時間があった
男性が真剣交際を決めた理由を聞くと、驚くほど似た答えが返ってきます。「一緒にいて、疲れなかった」「気づいたら、沈黙が苦じゃなかった」「予定より長くいてしまった」。
仮交際のはじめ、男性はずっと気を張っています。会話を途切れさせないように、店選びを外さないように、つまらない男だと思われないように。その緊張が、ある日ふっと抜ける。仕事で疲れた日に会ったのに、帰るころには楽になっていた。その無防備な時間を一度でも持てた相手を、男性は手放しにくくなります。
ときめきは、会うたびに上下します。けれど無防備になれた記憶は、男性の中で静かに積み上がっていきます。決め手になるのは、こちらです。
決め手二:格好悪い自分を、受け取ってもらえた
二つ目は、男性が弱いところを見せたときの、あなたの受け取り方です。
仕事の失敗談をしたとき。道に迷ったとき。予約していた店が満席だったとき。こうした場面で、男性は内心とても緊張しています。そこで責められず、評価もされず、「そういう日もありますよね」と笑って受け取ってもらえた。その記憶は、男性にとって「この人の前なら、格好悪くても大丈夫」という安心になります。
結婚生活は、格好悪い日のほうが多いものです。男性はそれを、言葉にしなくても分かっています。だからこそ、格好悪い自分の置き場所になってくれる人を、生涯の相手として選ぼうとするのです。
決め手三:暮らしの手触りが想像できた
三つ目は、あなたとの日常が、具体的に思い浮かぶかどうかです。
男性は、お店の人へのあなたの態度、お金の使い方の感覚、疲れているときの過ごし方、待ち合わせに遅れそうなときの連絡の仕方。こうした小さな場面を、女性が思っている以上によく覚えています。そして頭の中で、日曜日の午前中、あなたと並んで過ごしている絵が自然に浮かぶかどうかを確かめています。
だから、特別な演出は必要ありません。むしろ、散歩や買い物のような何でもない時間を一緒に過ごせた相手のほうが、暮らしの絵は浮かびやすくなります。真剣交際を決めるのは、特別な一日ではなく、普通の一日です。
決め手四:自分が「頼りになる男」でいられた
四つ目は、男性自身の手応えです。男性は、相手の役に立てたという実感があると、将来の自分の姿を描きやすくなります。
荷物を持ってもらったとき、店を選んでもらったとき、ちょっとした相談に乗ってもらったとき。そこで一言「ありがとう、助かりました」と伝える。人は、してもらったことにお返しをしたくなります。そして感謝された側もまた、その相手のためにもっと何かをしたくなるものです。
ここで大切なのは、媚びることとは違うという点です。何でも頼るのではなく、小さく頼って、きちんと感謝を返す。その往復の中で、男性は「この人の隣で、自分はちゃんとやっていける」と確信していきます。
申し込みの前に、男性が出している小さなサイン
男性は、真剣交際を口にする前に、たいてい小さな予告を出しています。
- 家族や友人の話に、あなたを登場させるようになる
- 年末年始や連休など、少し先の予定を聞いてくる
- 自分の住まいや働き方について、具体的に話しはじめる
- ほかのお相手との予定の話が、まったく出なくなる
これらは、男性の頭の中で扉が一枚ずつ閉じられているサインです。仮交際中の本気度の見分け方は仮交際の男性心理に詳しく書きました。サインが見えているなら、焦らずに待って大丈夫です。
真剣交際を決めきれない男性の頭の中
反対に、仮交際が長引いて男性が決めきれないとき、その頭の中では、たいてい次の三つのどれかが起きています。
- 比較の迷い。ほかのお相手とも仮交際が続いていて、どちらにも決め手が見つからない。
- 自信の迷い。あなたのことは好きだけれど、自分が相手を幸せにできるのか、仕事や暮らしの面で踏み切れない。
- 時機の迷い。仕事の繁忙期や転勤の可能性など、自分の側の事情が落ち着くのを待っている。
このうち、あなたの努力で動かせるのは一つ目だけです。二つ目と三つ目は、男性自身の問題です。だから、迷いの種類が分からないまま自分を責める必要はありません。相談所に入っているなら、仲人を通して、お相手の迷いがどの種類なのかを確かめてもらうのがいちばん確実です。
急かす女性より、委ねられる女性が選ばれる
少し逆説的なことを言います。真剣交際を急かすほど、男性の扉は閉じていきます。決断を迫られると、男性は「閉じる痛み」のほうを強く意識してしまうからです。
持てる人は、ここで違う振る舞いをします。「私は、あなたと進みたいと思っています」と、自分の気持ちを一度だけ、はっきり伝える。そして、あとは相手に委ねる。自分の気持ちを隠さず、相手の決断を奪わない。この二つが両立している女性の前で、男性はいちばん決めやすくなります。
仮交際での比べ方や迷い方は仮交際の進め方(女性編)に、関係の土台になる会話の往復はお見合いの会話(女性編)に詳しく書きました。真剣交際に進んだあとの流れは真剣交際から結婚へ進めるには、婚活の全体像は婚活女性ガイドをどうぞ。
まとめ:決め手は、静かな時間の中にある
男性が真剣交際を決めるのは、ときめいた瞬間ではなく、無防備になれた時間があったとき。格好悪い自分を受け取ってもらえたとき。暮らしの手触りが想像できたとき。そして、この人の隣で自分がちゃんとやっていけると思えたときです。
どれも、特別な努力より、一緒にいる時間の質から生まれるものです。あなたが気を張らずにいられる相手なら、きっと相手も、同じように感じています。
とはいえ、お相手の迷いは、当事者同士ではなかなか見えないもの。エースブライダルでは、仲人がお相手側の状況も確かめながら、真剣交際への一歩に伴走しています。よければ一度、無料相談でお話を聞かせてくださいね。
男性が何を考え、どこで心が動くのか。女性からは見えにくいその本音を、YouTube「モテ男TV」で動画にしています。
お相手の気持ちを読むヒントに、のぞいてみてください。
まずは話を聞いてみるところから。結婚相談所エースブライダル(関口美奈子 主宰・IBJ加盟・全国対応)
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