こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。結婚相談所「エースブライダル」を運営しています。
「優しいし、連絡もマメにくれる。でも、この人が本気なのかどうか分からないんです」。仮交際中の女性から、いちばん多く受ける相談の一つです。
私は女性だけでなく、男性の婚活も長く指導してきました。仮交際中の男性が、何に迷い、何を決めかねているのか。その本音を、女性より少しだけ近くで聞いてきた立場から、先に答えを言います。男性の本気度は、何を足したかではなく、何を減らしたかに出ます。
甘い言葉、長いLINE、ちょっとした贈り物。こうした足し算は、本気でなくてもできます。けれど、他のお相手との予定を減らす。見栄を減らす。未来の話から「もしも」を減らす。この引き算だけは、本気の男性にしかできません。今日は、仮交際中の男性の頭の中を、女性の側にそっと明かします。
仮交際の男性は、あなたが思うより迷っている
まず知っておいてほしいのは、仮交際中の男性もまた、比べているということです。結婚相談所の仮交際は、お互いが複数の方と会いながら相性を確かめる段階です。あなたが迷っているのと同じように、お相手も迷っています。
ただ、男性の迷い方は、女性とは少し違います。女性は会った日の帰り道に、気持ちを言葉にして整理していく方が多い。一方で男性は、自分の気持ちを言葉にするのが遅いのです。「楽しかった」とは言えても、「なぜ楽しかったのか」「他の人と何が違うのか」は、本人にもまだ分かっていないことがよくあります。
男性側の相談を受けていると、本気になりかけている人ほど「何を言えばいいか分からない」と口にします。気持ちが言葉に追いつかない。だから男性の本気は、言葉より先に、行動の変化として、ゆっくり表に出てきます。
言葉が少ないことは、本気でないことの証明にはなりません。見るべき場所が、違うだけです。
一つ目の引き算:予定から、他のお相手が減っていく
男性は、気持ちが一人に傾きはじめると、スケジュール帳の中で静かに並べ替えを始めます。
- 次に会う日が、その日のうちに決まるようになる
- 会う間隔が、少しずつ短くなる
- 週末の予定が、あなたの都合を先に聞く形に変わる
- 「来週も」「その次は」と、先の約束が重なっていく
これは、他の方との予定を削っているサインです。男性にとって、時間は気持ちの配分そのものです。好きでもない相手に、限られた週末を重ねて差し出すことは、ほとんどありません。
だから「他の人とも会っているの?」と直接聞くより、次の約束がどう決まるかを見てください。約束の決まり方が、答えを先に教えてくれます。
二つ目の引き算:見栄が減っていく
仮交際のはじめ、男性はたいてい少し格好をつけています。背伸びした店、完璧な段取り、よどみのない会話。これは悪いことではありません。あなたに失礼がないよう、準備してきた証です。
本気の兆しは、その見栄が少しずつ減っていくところに出ます。仕事でうまくいかなかった話。昔の失敗談。家族のちょっとした悩み。男性がこうした格好悪い話をしはじめたら、それは「この人には、弱いところを見せても大丈夫だろうか」と、あなたを信じて試しているのです。
心理学には、自己開示の返報性という考え方があります。打ち明け話をされると、人は自分も打ち明けたくなる。そうして打ち明け合うほど、関係は深まっていきます。男性の弱音は、深まっていくための最初の一歩です。
ただし、見栄が減ることと、雑になることは違います。遅刻が増える、連絡なしに予定を変える、店をいつもあなた任せにする。これは引き算ではなく、手抜きです。弱さを見せてくれるのは本気。礼儀を減らすのは、慣れ。ここは分けて見てください。
三つ目の引き算:未来の話から「もしも」が減っていく
男性の会話の文法にも、本気は出ます。
はじめは「いつか、〇〇に行けたらいいですね」という仮定の話が多いものです。それが「来月、〇〇に行きませんか」という予定の話に変わる。さらに進むと、「結婚したら」という仮定が、「うちの親は」「住むなら、このあたりがいいな」という具体の話に変わっていきます。
仮定法が減って、手帳の言葉が増える。男性の頭の中で、あなたとの未来が「もしも」の棚から「予定」の棚へ移されたサインです。
本気に見えて、まだ本気ではない男性の三つの型
反対に、熱心に見えるのに、実はまだ本気の手前にいる男性もいます。男性側の相談で、よく出会う型を三つ挙げておきます。
一つ目は、足し算だけが多い型。褒め言葉も長文のLINEも多い。けれど、次の約束はいつもあなたからの提案待ち。気持ちは温かくても、まだ自分の時間を差し出すところまでは来ていません。
二つ目は、段取りだけが完璧な型。毎回よく調べた店で、会話もそつがない。けれど、何回会っても自分の弱い話が一つも出てこない。これは、あなたを接待している状態です。悪気はありませんが、本人の中ではまだ面接が続いています。
三つ目は、急ぎすぎる型。二回目で結婚の話、三回目で真剣交際の申し出。一見いちばん本気に見えますが、ここは注意が必要です。見ているのがあなたではなく、「早く決めたい」という自分のゴールである場合があるからです。見分け方は簡単で、あなたにしか当てはまらない質問をしているかどうか。条件の確認ばかりなら、急いでいるのは気持ちではなく焦りです。
本気度を待つより、引き出す女性の作法
ここまで読むと、男性の本気を見極める目線ばかりになりますが、最後に大事なことをお伝えします。男性は、安心できる場所でしか引き算をしません。見栄を減らすのも、予定を並べ替えるのも、「この人の前なら大丈夫」と思えたときだけです。
だから、本気を試すより、本気を出しやすい場所を差し出せる女性のもとに、男性の本気は集まってきます。今日からできることを三つ挙げます。
- 弱音に、評価で返さない。仕事の失敗談に「こうすればよかったのに」と助言を返すと、男性は次から話さなくなります。「それは大変でしたね」で止めるだけで十分です。
- 次の提案には、なるべく早く答える。女性の「少し考えますね」は、男性の頭の中では驚くほど簡単に「脈なし」に翻訳されます。行けるなら、その場で「ぜひ」と言ってください。
- 自分からも、一つだけ減らしてみせる。小さな失敗談や苦手なことを、先に一つ話してみる。あなたの引き算が、相手の引き算を呼びます。
並行中の比べ方や、仮交際そのものの進め方は仮交際の進め方(女性編)に、会話の往復の作り方はお見合いの会話(女性編)に詳しく書きました。婚活全体の流れを確かめたい方は婚活女性ガイドからどうぞ。
まとめ:本気は、足し算ではなく引き算で読む
男性の本気度は、言葉や贈り物の多さではなく、何が減っていったかに出ます。他のお相手との予定が減る。見栄が減る。未来の話から「もしも」が減る。反対に、礼儀まで減っていくなら、それは本気ではなく慣れです。
そして、男性が安心して引き算できる場所を差し出せる人のもとに、本気は集まります。見極める目と、受け止める器。その両方を持てる人が、仮交際を実りのある時間に変えていきます。
とはいえ、渦中にいると、相手の変化はなかなか冷静に見えないもの。エースブライダルでは、仲人がお相手側の様子も踏まえながら、仮交際の見極めに伴走しています。よければ一度、無料相談でお話を聞かせてくださいね。
男性が何を考え、どこで心が動くのか。女性からは見えにくいその本音を、YouTube「モテ男TV」で動画にしています。
お相手の気持ちを読むヒントに、のぞいてみてください。
まずは話を聞いてみるところから。結婚相談所エースブライダル(関口美奈子 主宰・IBJ加盟・全国対応)
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